カテゴリ:ペット
目が見えなくなったドミは、今のところお散歩に行っていない。
もちろん、失明の影響もあるけど、理由の8割は気温のせいだ。 もともと、夏のお散歩は大嫌いだったドミ。 行くことは行くけど、もう嫌々なのが丸わかり、あわよくば出すモノ出したらもう帰ろうとUターンするのもお約束だった。 もちろん、日が落ちて、ある程度アスファルトの熱が落ち着いてから行くようにはしていたけど、とにかく暑いのが嫌いなドミは寒さに強いタイプの犬種だ。 鼻も短いしねえ。 そんなわけなので、それでなくても目が見えなくなってお散歩意欲がまったく無くなったドミを、この季節に散歩に連れ出すのは、あまりメリットがなくて。 そのかわりといっちゃなんだけど、夜、芝生の庭でぶらぶらすることにしている。 今日なんて、ジムから帰ろうと外に出て、車のエンジンをかけて外気温計を見たら、夜の7時過ぎなのに35度と表示されてげんなりした。 そんな感じで日が落ちてもいつまでも暑いんだけど、それでもさすがに8時半を過ぎればそれなりの気温になっている。 ドミのおトイレがてら、一緒に庭に出る。 こういうとき、実家の庭が芝生のカバーリングであるというのは、非常にありがたい。 しかも、照明もあるから、ドミの行動がよく見える。 ドミ自身は照明があろうとなかろうと関係ないんだけど。 1匹だけで出すと、方向がわからないせいかあまり動き回らないので、一緒に付き合う。 虫除けスプレー(ハーブメイン)を手足、首にもふりかけて、ドミと一緒に庭に出る。 芝生の上でなるべく足音を立てるように歩き回ったり、手をたたいたり、声をかけたり、体を撫でたりして、なるべく存在感をアピールしつつ、ドミが歩き回る気分になるように持っていく。 芝生の庭の周りは、低木や鉢植えが置いてある。 まあぶつかって怪我をするような物はあまりないけど、最近ドミは「危ない」を覚えたようだ。 「危ない」と言われて頭をぶつけるという行動を繰り返しているうちに覚えてしまったようだ。 最近では「危ない」と言われるとそこですぐ立ち止まり、そーっと頭を出して、何かに当たるのを確認するようになった。 それでも、ウンチをするときなどは思いっきりだーっと一直線に歩いたりして、「危ない、危ないって!」と言われて慌てて立ち止まったりしてる。 アホの子ちゃんなので、何かに気を取られると、途端に用心を忘れる、天然なワンコなのである。 ほんの10-15分ぐらいだけど、庭でぶらぶらすることで、少しでもお散歩の代わりになれば。 家の中も結構うろうろしてるし、多少運動不足なのは否めないけど、毎年夏はこんなものだったし。(歩かせるのに苦労して、お散歩コースもショートだったから) この酷暑の時期が過ぎて、秋風が吹き始めて気温が下がってきたら、道路のお散歩も頑張ってみようと思う。 ドミの大きさなら、危ないと思えばすぐ抱き上げられるので、そういう意味では目が見えなくてもそれなりに歩けるだろうと思う。 暑くなる前は、目が見えなくなってからもときどきお散歩していたしね。 最近は特に痛みはなく、でも手術の後から出血した目の中の血液がまだ吸収しきれないので、目が真っ赤だ。 見た目は痛々しいが、ドミ自身は痛みもなく、暑いのに意外と元気だ。 夏バテもなく、食欲旺盛、よく遊んで、よく寝ている。 暑いさなかにクーラーをかけずに扇風機で頑張っていると、アイスノンをタオルで撒いた枕に抱きついたまま、「早くクーラーつけてくれ…」と言わんばかりにこっちを恨めしそうに見ていたりする…見えてないくせに。 今、ドミは母に捕まって、腹にバリカンをかけられている。 「腹バリ」というやつで、カットしないとどこまでも伸びるワンコでは普通に刈られている。 夏は、腹バリをきちんとかけてあるほうが涼しそうだし。 しかし…やっぱり虎刈りのような気がするぞ母ちゃん! 見える場所じゃないから、いいけどさ…でもしょっちゅうヘソ天で寝てるから、やっぱり見えるかも…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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