2024/03/02(土)22:06
ガンダムOO「ハロ」第4話
BLの苦手な方は読まないでください。
あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。
何卒お許しくださいませ。m(_ _)m
だが、マンションに辿り着いた時にはもう、ロックオンの
姿はなかった。刹那は不安に押し潰されそうになった。
するとその時、背後から大きな手で目隠しをされ、
「だ~れだ。」
と、能天気な声で耳元で囁かれた。
「ロックオン?・・・ふざけるな!」
突然の出来事に刹那は驚いて振り返えると、無邪気な
笑顔がそこにあった。
「ロックオン何処に行って・・・」
刹那は涙が溢れそうになった。言葉にならない感情を
押し殺そうと刹那は必死に目を擦った。
「ごめん。まだ怒ってるのか?気になって探してたんだぞ。」
ロックオンは刹那の両肩に手を置いて、優しい眼差しで
刹那の顔を覗き込んだ。
「ロックオン、ハロに時限爆弾が仕掛けられているって
アレルヤから電話があった。ある言葉を言うとタイマーが
作動するって。」
「本当か?ある言葉ってなんだ?」
「分からない。でも、すぐに分解して爆弾を取り外そう。」
刹那はドライバーを持って、ハロを捕まえようとした。
「ハロ、ハロ、コワイ、コワイ、ブンカイ、キライ、キライ・・・」
ハロは部屋中を逃げまわった。
「ハロおいで。怖くなんかないよ。大丈夫だから。」
ロックオンがそう言うとハロはロックオンの胸に跳び込んだ。
「ハロ、ハロ、セツナ、コワイ」
「よしよし、大丈夫だからね。良い子にしてろよ。」
ロックオンはハロの頭を優しく撫でて抱きしめた後、
ハロを押さえつけて、
「刹那、やれっ。」
と言った。
(続く)