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2014年12月12日
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カテゴリ:「黒執事」小説

 BLの苦手な方は読まないでください。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート
 


 その夜、シエルはなかなか寝付けなかった。

 部屋の明かりは暖炉の火のみで、赤々と燃える炎が床を照らしていた。

 セバスチャンは視察から戻るとすぐに猫の飼い主を探すビラ作りに取り掛かり、

 100枚もの猫の似顔絵を描き、街中に貼って回った。

 夕食後は明日のバースデーパーティーの準備に忙しいと言って、

 調理場に閉じ籠り、あまり顔を出さない。

 大方、ケーキを作っているフリをして猫と遊んでいるんじゃないかと

 シエルは思った。シエルは溜息をついて、窓から夜空に浮かんでいる

 大きな月をぼんやりと眺めた。

 その時、月明かりが差し込む部屋のドアのほうから僅かに物音がした。

 一瞬、セバスチャンが来たのかと期待したが、違っていた。

 換気の為にと開けたままになっているドアの隙間から

 昼間拾ってきた猫がスーッと入って来たのだった。

 「なんだ。猫か・・・おまえも放っておかれていたんだな。」

 とシエルはつぶやいた。人懐こい猫はシエルのベッドに

 ぴょんと飛び乗り、シエルの上に座り込んだ。

 「一緒に寝たいのか?」

 と、シエルは猫に聞いた。

 「ニャー。」

 と猫は鳴き、シエルの顔をペロペロと舐めた。

 「コラコラ。くすぐったいだろ。」

 思わずこぼれた笑みに猫はつけ入るようにシエルの唇を舐めた。

 ザラザラとした猫の舌の感触がシエルの唇に奇妙な刺激を与えた。

 「坊ちゃん。何をしているのです。」

 突然、セバスチャンが部屋のドアを開けて、シエルを咎めるような顔で言った。

 「な、なんだ?いきなり。何もしていやしないぞ。こいつが勝手に・・・」

 シエルは慌てて猫を引き剥がした。

 「何も?坊ちゃん。嘘はよくないですよ。今、猫とキスしていましたよね?

 坊ちゃんがそういう御趣味とは知りませんでした。」

 セバスチャンはわざとらしく眉をひそめて言った。そして、何やら色々

 載せたワゴンを押してベッドの横までやって来ると、こう言った。

 「お誕生日おめでとうございます。坊ちゃん。時刻は真夜中の12時を

 1分過ぎました。2人だけのバースデーパーティーをしましょう。

 素敵なケーキを作って差し上げます。」

 ワゴンの上には生クリームがたっぷり入ったボウルと

 イチゴが盛られた皿と蝋燭とリボンが置いてあった。

 シエルは嫌な予感がした。

                             (続く)






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最終更新日  2014年12月16日 11時04分55秒
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