エクセルで自分史をつくる
1 エクセルで下のように表を作っていきます。項目は自分で自由に変更しても大丈夫です。
年齢計算は・・・
=DATEDIF(誕生日,TODAY(),"y")
の関数を使います
2 NO. とくに入れなくてもよいですが、生まれて何日たつか調べたり、ある期間の日数を調べたり、とくに並べ替えたりする場合、もとの順番にもどせなくなると困るので、NO.をつけたほうが便利です。
見本では、フィルで連続データーの作成をしています。エクセル2007、2010、互換ソフトでも、同じような方法で処理できます。
3 見本では、いちおう生まれてから3万日分のデーターを作成しています。
約82歳までの自分史をつくることができます。
4 見本では誕生日を10番目からはじめています。1番にしてもよいし、もっとさかのぼって両親の結婚からはじめてもよいです。
誕生日を年月日で入力して、セルの書式設定のユーザー定義でで曜日を表示しています。
5 生年月日のセルを選んで、ダブルクリックやフィルでも連続して入力できますが、NO. をつけていない人もいるので、日からの連続データーで入力します。範囲を列にして、見本では29990日分のデーターをつくっています。
6
7 見本ではセルを選択して上に連続してコピーしています。
8 次にそれぞれの年月の時の年齢を表示する計算をしています。
小学生のときは10歳のときと、思い出のときの年齢を表示します。
※エクセルでは今のところ、うるう年の関係で1904年からしか計算することができません。
※それから、誕生日が2月29日や28日に生まれた場合の修正はいれていません。
それぞれ表示されたら、確認して修正してください。
※何日をもって、ひとつ歳をとったかという計算が、法律によって異なります。
9 結果が表示されたら、誕生日に歳がひとつ増えているか確認しましょう。
10 次は、たとえば、1973年8月13日生まれの人が、小学校入学がいつかなどの学年の項目をつくります。
見本は、履歴書の計算するサイトを利用しています。
エクセルで数式を組むと同じことができそうですが、できているものを利用するほうが簡単で間違いが少ないです。
履歴書の用紙の中にも早見表が入っているようです。
見本ではこちらのサイトを利用させていただきました。
履歴書の学歴計算早見表/年号JP
http://www.nengou.jp/resume/
11 必要に応じてセルの書式設定で年齢で【歳】を表示させたり、学年で【小学1年生】と表示するように設定します。
※直接文字で入力してもよいです。
※見本では学年のはじまりは4月1日から1年生、卒業を3月31日にしています。
何月何日をもって、入学、修了、卒業になるかは、正しく調べて記入してください。
12 あと土日や祝日に色をつけます。数式でつけることもできますが、祝日で数十年分正しくつけるのはたいへんなので、土日だけ書式のコピーで色をつけて、祝日は手作業でつけるようにしましょう。
見本では土日だけいろをつけて、土曜から金曜まで書式のコピーをして、他のせるに書式の貼り付けをしています。
13 土日のセルに色を付けられました。
14 セルの中に、出来事を記入したり、必要に応じてコメントをつけたり、写真を貼って、見ないときは縮小しておきます。
80年分以上のデーターだと、処理が遅くなるので、なるべく写真は貼らないようにしましょう。
それから、トラブルがあって、書類が開かなくなるといけないので、時々ファイルの複製をつくって、
たくさんの複製もバックアップしましょう。
15 40年分くらいになると、ひとつのことだけ調べる場合は、検索でみつけることができますが、オートフィルターを使う方法もあります。
※上の形の表ではオートフィルターがうまく表示されなかったので、3行目に行をふやしています。
16 年齢のところから6歳を選ぶと6歳のところだけ表示します。
※データーが多すぎて、巨大な情報量になるので、オートフィルダーでは処理できないことがあります。
数十年分のデーターを入力してトラブルがあって、書類がこわれると泣いても取り返しがつかないので、なるべく複雑なことをやらないようにして、こまめにブック(ファイル)の複製を作って、複製と入力している書類をバックアップするようにしましょう。
トラブルがあっても自己責任です。
見本ではきちんと並んでいませんが、6歳だけ選ぶことができるようでした。
データー量によって、うまく操作できないこともあります。動作保証はありませんので自己責任です。
17 見本では6歳が表示されました。8月13日からの表示で、4月1日、1月1日からの表示には対応していません。
NOを利用して、必要に応じて表示するのが実用的だと思います。
18 年、月、曜日などの項目をつくっておくと、1999年など早く表示できる可能性があります。
19 必要ないときは列を表示しないにすると見えなくなります。
20 表がかなり巨大なものになりますから、下のほうにいくと項目名が見えなくなります。ウインドウ枠の固定や分割をすると項目や年月日を表示することができます。
21 見本のように27行目でも項目が表示されています。
やってみると、出来事を入力するのがたいへんです。
高齢者だと孫の誕生日、入学式、お葬式、お歳暮、旅行、とたくさんの内容をいれましょう
複数の内容を分けたい場合
項目で、世界のできごと、日本のできごと、家族それぞれの出来事を分けて作って比較してもよいです。
巨大な表なので、動作保証がされないと思います。
なるべく文字数を少なくして、シートの入力も1枚だけにして、書類の容量も大きくならないように注意して、つねに書類の複製とバックアップをとるように注意しましょう。
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