65時間目 ラミネーターの操作をおぼえる。ラミネート加工、パウチ
| パソコンのお勉強を一生懸命がんばっている餅月うさぎさんです。
ラミネート加工は、事務関係の仕事で使うことは多いです。
理・美容室の案内、飲食店のメニュー、介護ステーションのポスターなどいろいろなところで使われています。
防水性・耐水性、耐光性、耐候性の高いフイルムもあります。 |
ラミネート加工とは
雨や浴室で使って色落ちを防ぐために、耐水性、磨耗でこすれて文字が消えないようにしたり、紫外線などで変色したり色が薄くなってきえたりしないように保護をするフイルムです。
熱をつかったラミネーターという専用の機械を使う方式、接着剤をつかったシール方式などいろいろありますが、目的は保護です。ほかにもコピー防止ガードでコピーできなくする加工もあるようです。
くわしくは、【ラミネート加工 耐水性、耐光性、耐候性】などで検索してください。
1 ラミネートフイルム
熱をつかった一般的なラミネートフイルムについて説明します。
透明、半透明などのフイルムで片方がとじられていて、その中に用紙をはさんで、機械にとおします。
●フイルムより用紙より外側の部分が熱でくっつきます。
●なるべくとじているところにくっつけて、ふちをたくさんつくるとしっかりくっつきます。
●フイルムより極端に小さい用紙とか、変形のハート型、葉っぱ、お魚などの用紙をはさむとラミネーターの機械をとおすときにつまってしまって、機械がこわれることがあります。基本はA4など決まった用紙と、用紙サイズとおなじラミネートフイルムを使うようにしましょう。
フイルムに、大きな余白をつくるとか、小さな用紙をたくさん並べると、変形の原稿は詰まりやすいです。
※詰まると機械が壊れる場合があります。1年の保障期間内は無料で修理できますが、それをすぎると修理費で新しく買えてしまいます。
●フイルムだけを買う場合は、100円均一ショップで、数枚単位で買うことができます。
●フイルムにイラストがはいったかわいいラミネートフイルムがあります。
●用紙サイズも、カード、A5、A4,A3などがあるようです。
●パートなど求人募集の規定の用紙とフイルムがセットになって、シールでそのまま完成するセットがあります。
A3サイズで約1000円
●他にも、目的に応じていろいろなフイルムがあります。大きな文具店、家電量販店でどんな商品があるかみておきましょう。
●フイルムに用紙をはさむ場合は、静電気でほこり、ゴミ、髪の毛などが内側にはいらないように注意しましょう
2 ラミネーターの機械
ラミネーターの機械は案外高いです。家庭用でもA3が1万円前後、A4までが5000円前後です。
ほかにカードサイズ専用があり、3000円前後で買うことができます。
●A3サイズのラミネーターがあると、一応すべてのサイズに対応していますが、カードサイズなど小さなものは詰まったり、ななめにとおったりして加工がむずかしいことがあります。カードサイズが多い場合は、カードサイズ専用の機械を買っておくほうが、故障して買い換える場合も安くてすみます。それから、カード専用サイズは、カードが通しやすいです。
●家庭用と業務用の違いは、長時間使う場合の問題が大きくて、家庭用は電源をいれたまま長時間おくとヒーターが焼けたり、ヒューズがとんだりして、こわれやすいです。枚数が多い場合は、連続して加工せず、少しずつ加工して、必要に応じて電源をいれるほうがよさそうです。
●家庭や事務所、お店にラミネーターがあると便利ですが、使用頻度によって、お店で加工するほうがよい場合と、自分のところで加工するのがよい場合があります。
●文具店と印刷所のラミネート加工は仕上がりがちがいます。業務用の機械、フイルムをつかっているということがありますが、フイルムの厚さ、質が異なります。必要に応じて使い分けましょう。新聞を広げたような大きなサイズは、印刷所でラミネート加工をすることになりますが、A3の4枚合わせた大きさのポスターサイズは、印刷所で4000円前後かかるようです。
安いところで3000円くらい。用紙の印刷も1枚で仕上げて外注にだすと全部で1万円くらいかかります。
●A3で印刷して、それぞれをラミネート加工して、貼りあわせる方法がありますが、継ぎ目で段がついてしまうのがちょっと問題です。そのかわり、安く作ることができます。カラーコピーも含めて全部で300円前後です。1万円出すつもりだと何組つくることができるでしょうか?
●事務のスキルアップの勉強をしている方は、練習用として5000円のラミネーターを買うのも高価です。
文具店でやっているところを見学しましょう。やらせてもらえるならやってみましょう。それから家電ショップなどで現物をみてどんなものかしっかりおぼえておきましょう。
3 ラミネーターの機械を通す
●ラミネーターを通す場合は、綴じてあるほうから通します。むりにひっぱっていけません。
それからでてくるのは、軽く引いて中でつまらないようにしましょう。
※向きを間違えて入れると、中でつまって機械が壊れてしまうことあがります。たいていつまると簡単に取り出すことができません。
●用紙が斜めに入ってしまうと、つまったり、ずれたりします。きちんと中央にまっすぐに通しましょう。
●とくにA3サイズは、まっすぐに通すのがむずかしいです。
●フイルムによって、温度がちがいます。温度をきちんと確認して通しましょう。
●温度が低くて、くっつかなかった場合は、もう一度通すと、くっつく場合があります。
●通すときにずれたりして、用紙がぐちゃぐちゃに折れ曲がることがあります。重要な書類、1枚しかない写真などを通す場合はとくに注意しましょう。
●薄いペラペラのキッチンラップみたいなフイルムもラミネーターを通すとしっかりした下敷きのようになります。
●連続してたくさん通さないようにして、長時間電源を入れたままにしないようにしましょう。
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