CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行
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≪東方花園の手紙の内容≫ 弊社は香港、マカオ等の専門家と検討した後、東方花園二期のクラスを上げる為に、 5ツ星クラスのホテル式マンションにする事とし、会社の董事会は下記の決定を下しました。 ●元の誠意購買書は自動的に終了し、弊社は額面通りの誠意金を返却致します。 本通知書を受領した後、下記日程に基づき返金手続きを開始します。 ●もし引き続き購入される方は、実際状況に基づき調整を行い、且つ別途 購入協議を交わします。 ●取消返金手続きは2005年8月29日から9月10日(東方花園営業所にて) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 後は、もう読まなかった。 もういい。 勝手すぎる。 おかしい!! ホテル式って誰が決めた? 香港、マカオの専門家って誰だ? 掃除とかホテル管理の名目で 管理費を吊り上げる口実としか思えない。 決論。 ここは決定的に駄目! 台湾人上司にも こんな所は譲れない。 トラブルになるのは目に見えている。 台湾人上司に、電話して事情を話した。 「没問題!我已找好別的房子。(問題ないよ!俺はもう他の家探したから。)」 そうなんだ… しかも団購(団体購入)って? それなら少し安く買えるよね。 ハハ、しっかりしてるな^^;; そして 陳社長にも連絡をしておこう、と思った。 色々気にしてくれていたからな… 私 「もしもし?陳社長?東方花園、私、やっぱり解約するよ。 今日、通知が来たんだけど、駄目だ。ここ」 陳 「…ちょっと待って。」 私 「待たないよ。だって、もう、ここ嫌だもん。早く縁を切りたい」 陳 「俺に考えがあるんだ。君が損をしないように」 私 「え~???損って… 私は絶対、5000元を取り返すよ!」 陳 「違うよ。業者は本来ならば、5000元と銀行預け分の利息を 君に返さないといけないんだ。 俺は絶対それを取ってやる。今まで受け取った書類のコピーを俺にくれ」 私 「はあ…」 最初に連れて行った手前、私に申し訳ないとか? また「面子」ってヤツなのかな? 彼の意図がイマイチ見えなかったけど まあ、陳社長が、そう言うなら、と。 その日の晩、 私のアパートの近所まで来た陳社長に 今まで受け取った東方花園関連の書類全てのコピーを渡した。 ここまできて、 何をどうするつもりなんだろうか…(悩) 次の日、月曜日。2005年8月29日、夜。 陳社長から電話があって喫茶店に呼び出された。 私 「何?」 陳 「弁護士と相談した。これでうまくいく。 銀行の利息分を君の代わりに取ってやるよ。 尚且つ5000元の取消手続きをしてあげるよ」 私 「利息分って?」 陳 「1200元。これは君が受け取るべきお金なんだ。 あの業者が予約者に渡すべきお金だ。」 私 「え?私が、もらえるって事…?」 陳 「そう。取消手続きは俺がやるよ。この話はキツイ。 日本人の君には難しい。」 と、陳社長は、5000元+1200元、計6200元を数えて机の上に置いた。
私の目は、62枚の赤い元札に釘付けになった。 突然こんな…!! お金が増えて戻ってくる!! 私の顔は、たちまち緩んで満面の笑顔になった。(^▽^) つづく。 この話はシリーズ物になっています。 宜しければ【20】中国で不動産を買おうとした話(別窓)も御参照下さい^^ ←是非1票お願いします!(別窓) ←こちらも是非!非常感謝!(別窓) ←御支持お願いします^^(別窓)
過去の主人公達の10年後(二人目) 【弐】 2016/09/23 コメント(6)
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