「私、竹山と離婚しますから」
奥さんは、もう一度言った。
…どうするよ、これ(汗)…
会った事もない上司の奥さんから、夜中にいきなり電話があり
「離婚する」と言われ、
どう反応すべきか…??
1) 「そうですか…」と相槌を打つ。
⇒は他人事みたい。(他人事だけど)
2) 「え~!!!リコ~ン??@@」と驚く。
⇒のも面白がってるみたい(--;;
3) 「そんな事言わないで下さいよ~(慌)」と止める。
⇒言えるほど相手の事を知らないし、というか全く分からない。
♪あなたな~らどうする~♪
(--;;;;
…とにかく話を聞いてみるしかないか。
深呼吸。
「離婚…ですか?」
「ええ。もう私、決心しましたので」
「そうなんですか…」
「これからはね~竹山の事は、
あ な た に お任せしますので! 」
!!!!!!
??????
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ!!
…ちょっっと!!!
待って下さい!(汗)
…私が何と?もしかして、あの…??(大汗)」
「い~んですよ、隠さなくても!(笑)私もう、ぜ~んぶ知ってるんですから!」
「はあ~~~!!??」
「そちらでも、もうお世話になっているようですし。
私は全然構いませんので、よろしくお願いしますね^^」
「いやいやいや!(慌)
いやいやいや!(世話なんかしてない!)
あのですね…(考)…
ど こ で ど う、そんな話になったのかは存じませんが、
私と竹山さんは、ただ同じ会社で仕事しているだけで…」
「だ~から、隠さなくてもいいんですって!(笑)」
アカン…><
聞いてくれん。
どうしよう…
…どうしようったって説明するしか…
「…奥さん、すみません。」
「はい?」
「ホンットに、あの、誓ってですね
私は何も個人的には!ありませんので…。」
「ふ~ん?」
「私、婚約者も、おりますしぃ…(ウソ)」
「あら、そうなの?(驚)」
「ええ!そうなんです!^▽^;;」
「大したものね~^^」
「え?」
「二股かけてらっしゃるなんて…」
ああ~~~~(脱力)
・・・駄目だ。
信じてくれない><;;
奥さんは興奮しているようで、実は、結構冷静。
話をそらそうとしても、ヒュ~ッと元に戻してくる(汗)
手ごわいぞ…(汗)
『切ってしまうか!?』とも思ったけど、
余計に怪しまれるかも、と思ったのと。
何より、怖くて…(--;;
何とか穏やかに話をしよう、と。
この後、誤解した奥さんが愚痴を言い始め、
切るに切れなくなった私が相槌を打ち…
何だか変な世間話みたいになってきた頃。
時計もPM11:30を過ぎた。
「…すみません、私もですね、明日朝早くて、もう11:30ですし、
そろそろ休みたいんですけれども…(疲)」
「あら、ごめんなさい。お仕事の邪魔になっちゃうわね。」
「あの、まあ私は本当に何もない、という事だけは信じてください、
お願いします。では、ごめん下さい。おやすみなさい」
畳み掛けると、奥さんは
「では、ごめん下さい」
と電話を切った。
私も、急いでピッ!(電話を切る音)
・・・はぁ~(脱力)・・・
・・・終わったぁぁぁ~・・・
・・・何だったんだ、今のは(汗)・・・
携帯電話を握ったまま、
口を開けたまま、眉間にシワ寄せたまま、
…固まっていた。
約5分。
ようやく落ち着きを取り戻し。
…全く身に覚えはないのだけど、
人生、まあ、そういう事もあるかもよ。。。
無理矢理納得し、
寝よ!と立ち上がったその瞬間、
再び携帯電話が鳴った…(!)
つづく。
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この話は【壱】単身駐在上司の奥さんの続きです。宜しければ、どうぞ。別窓です。