あほー~
ううっ、まずい・・・
いやいや、スーパーマンの「S」が実はサドを
表していたのに気づいたからじゃなく、
ワインのブログアップがたまってた・・・
というわけで、サクッといきます。
いつものワインコメント。
これは確か10/9あたりに飲んだもの。
カナール(鴨)のフォアグラに合わせようと
熟成したフランスのAOC(原産地呼称)マディランをチョイス。
Madiran Vieilles Vignes
(マディラン・ヴィエイユ・ヴィーニュ)
(生産者はシャトー・ド・フィテール)
ちなみにAOCマディラン(以下AOCは略します)とは
この地域(赤文字のところ)
このマディランの地域、近くには鴨やフォアグラの産地があり、
鴨のコンフィやフォアグラのポアレが伝統的な地方料理として
食べられているんです。
「土地のモノには同じ土地のワイン」。
ワインを飲むうえで、コレはかなりの王道。
それからマディランのワインは
タナという赤ワイン用品種を主に使用しているんですが
コレがめちゃくちゃ濃い色で、
若いうちは口の中の水分が全部なくなりそうなほど
タンニンが豊富で「渋い」!
タナ種
そんな歯茎が逆立つほどのタンニンが、あら不思議
最近の栽培技術の良さもあるけれど
10年も熟成すると、タンニンもやわらかくバランスが取れ、
とってもまろやかで美味
十分熟成したものでもお値打ち価格なので、
料理の美味しいフレンチのお店にはよく置かれています。
牛などのお肉系には若いボルドーより、とっても良く合って
コスパがいいので、おススメ!
~
さらに脱線しますが
このAOC(原産地呼称)マディラン。
フランスのワイン法では赤だけがマディランと名乗れるんですが
同じこの地区で白ワインを造ると
「パシュラン・デュ・ヴィク・ビル」というAOCになります。
同じ地区で造られているのに、ややこしいでしょ?
でも、それだからソムリエ試験問題には
こういうトコ出やすかったりするの。
いじわる問題とかで・・・。
さて、以下詳細情報。
●Madiran Vieilles Vignes
(マディラン・ヴィエイユ・ヴィーニュ)
収穫年:1998年
生産国:フランス(南西地方)
格 付:AOCマディラン
生産者:シャトー・ド・フィテール
輸入元:いろはわいん
購入店:さっぽろ東急百貨店(春のワインフェア)
購入価格:2415円
アルコール:12.5%
ブドウ品種:タナ、カベルネ・ソーヴィニョン、
カベルネ・フラン、フェール・セルヴァドゥー(※1)
色:濃い黒みがかったルージュガーネット。
粘性~上。
香り:杏やプラムのジャム。葉巻、濡れ落ち葉、土、古樽のような乾いた板、エスプレッソ、ビターチョコレート、干し肉。
キャラウェイシードやナツメグ、丁子の混じったような、少し清涼感も伴うスパイスのニュアンス。
熟成したイイ香りの中に乾いた板が一枚入り、ちょっと邪魔いるような印象。
味わい:なめらかな口当たり。ドライでフルボディ。
果物の果実味よりも塩漬けした干しトマトのような、甘さはほとんど感じない味。
ミネラルが先にくるほど豊富。
タンニンは少し葉巻のような乾いたニュアンスがあるものの、
こなれてしっとり。
タンニンに続いてやってくる酸とともに、丁度、脂身の多い肉が食べたくなる味わい。
アフターはやや酸が勝るけれど、
干し肉やなめし皮の風味と、彼方にほんのり干し柿の風味も漂うもの。
ピークからはやや下り坂だけれど、
どっしりしていたワインの片鱗が残っていて、
牛肉の食事と合わせたくなる、ねれた味。
まさに、三國連太郎のようなワイン。
合わせの赤身の多い和牛ステーキとフォアグラには
もちろんバッチリ合いました
※1フェール・セルヴァドゥー~フランス・南西地方では昔から栽培されてきた赤ワイン用品種。
(南西地方)ガイヤック地区ではブロコール、マディランではピナンクとも呼ばれるもの。
コチラもこなれたおじさん
(下着が以前のフンドシから進化)
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