いつまでも子供のままでいいのか?
ひとつのことを教えると、ひとつのことしかわからなくて、ほかと矛盾するとパニックになる人がいる。例えば、人とのかかわりの中でこんなアドバイスを時間をずれてしたことがある。1、「けんかしても、わかりあえるようにぶつかれ。」2、「相手を慮って(おもんばかって)全部言い切らないで、飲み込め」「どっちが正しいのだ?」と問うてくる。表面だけ見ているとわからない。同じような事象であっても、奥底は違う。だったら、対応が全く逆になることもあるのだ。物事の表層だけ見るのではなくて、奥まで見る。それができなくて、矛盾しているではないかと人をののしるぐらいなら、自分の理解力のなさを、想像力のなさを恥じたほうがいい。「この間といったことが違う」こんなことがわからなくて、大人の会話をしようと思っても相手にされない。人から大事にされなくても、まともに相手にされなくて、当然だと思ったほうがいい。往々にして、子供のときのままの不満を解消しきれていない人がこのような対応をしてくる。説明を聞く気持ちもないから、本当に話にならない。自分の子供のときの気持ちを解放しないといつまでも、子供な対応にしがみついてしまう。あまりに子供のときの不満が多すぎると、子供のように人にしがみつき、甘えさせてもらうことを望み、話にならない行動を重ねていく。見た目は大人だから、最初はわからないうちには付き合っているが、いずれ心ある人間は距離をおくしかなくなってくる。子供的な視野の狭い見方しかできないということを理解しているのであれば、自分の行動が往々にして、周りを責めていることに気が付いたほうがいい。頭でわかっていても、無意識に行動していくので、困った状況にならないとわからないのだろうが、いつまでも子供でいては問題解決はできない。そろそろ、子供から卒業してみてはどうだろうか。自分の人生、すべて自分の手で作っている。わからない。のか、わからないふりをしているのか。全部がわからないにしても、わかるように努力をすることが必要だ。人間関係をかたっぱしから、つぶしていってもいいのなら、好きにすればいい。