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あるウェブ系ITサービスの社長さんとかるーく議論していて。
彼の会社は、個人・企業ユーザーに対して、PCなどの修理を請け負っている。実際には、モノを修理の拠点まで送ってもらって修理し、送り返す。 顧客獲得チャネルはリスティング広告(グーグル、ヤフーなどの検索連動広告)が主。 どのくらいクリックされ、実際のビジネスに転換するかを、プロセスを因数分解してチェックしている。 あるとき、分析していて面白いことに気がついたそうだ。 転換率の地域差が大きいということ。 東京、首都圏+関東くらいまでは、契約までの転換率は5-7%のあたりに散らばっていて、高い水準。一方、大阪の1%台をはじめとして、関東近県以外は軒並み転換率が低いのだった。その開き、5倍以上。 自然な仮説としては、リアルの拠点への物理的な距離。 配送と修理にかかるリードタイムは、首都圏からでも地方からでもほとんど変わらない。配送料の差はあるが、修理代に占める比率からいうと軽微。 頼むにあたって、「持ち逃げされるのでは?」という漠然とした不安、「いざとなれば乗り込むこともできる」(しないでしょうが)という担保。たとえ企業ユーザーであっても、サラリーマンリスクのヘッジも込みで、リアル拠点の安心感が作用しているのではなかろうか。 なので、まずは全体の1-2割を占める大阪について、SOHOみたいなのでもいいので、リアル拠点を置いてみることを議論した。当面修理サポートスタッフを置けないなら、オフィスサービスで転送手配をしておけばいい。 ひるがえって・・ 「婚活」も、安心感を求めるという意味では、リアルの店舗はとても重要。 オーネットの拠点展開の参考にもなりそうなので、その社長さんにはぜひクイックに仮説検証していただこう。 ではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年05月07日 10時52分53秒
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