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婚活ブログ ニッポンの婚活ビジネス(元)最前線

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2010年09月17日
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ある方と食事していて出た話。

彼は、岡山出身で、東京の一流大学を出てリクルートを経て独立している。

東京に出てきた頃、地方都市にはいない「本当のお金持ち」人種が同級生にいた。その彼らを見て驚いたことは、「家族をとても大切にすること」。

合コンや飲み会の誘いよりも、「家族の食事会があるから」と、家族イベントを平気でさらっと優先する。
「別荘に一族が集まって」「おじいちゃんの誕生日を一族で祝って」・・・が、ごく当たり前に語られる。

「自分の田舎では考えられなかった。親は、反発したり疎ましい存在。みんなそうだった。なのですごく違和感を感じた」。
言われてみて、なるほど、と思う。私の地元高松も彼の地元とお向かいで、似たような感覚。稀に、「正月は、一族で集まらないといけないんだ」という友人はいたが、やはり地元の名門のお菓子メーカーの息子だった。

(ちなみに、私はプライベートバンキング業界も少しかじったが、本当の古くからのお金持ち(Old Moneyと呼ばれる)の悩みは、いかに親族や子孫が争わないようにするか。運用利回りなんか、正直どうでもいい。なので、こうした一族のこまめな行事は、骨肉の争いを避けるための知恵だと思う。)

で。
当ブログならではの結婚に当てはめよう。

そこまでの名門家系であれば、結婚相手探しはお見合いが一般的だろうし、許婚(いいなずけ)制度も生きているかもしれない。だって、その世界を経験したことがない人がファミリーの中に足を踏み入れてしまったら、お互いに不幸だから。
なので、この狭い閉じた世界においては、結婚はけっこう早いことが多いのではないか。相手選びは、「親や親戚一同」が賛成してくれることが最優先。本人も、多かれ少なかれ、言うとおりにすることで得られるベネフィットをわきまえているだろうから、すんなりいきそう。

一方で問題は、日本が豊かになってくるにつれて、こういう家族重視が一般家庭にまでどんどん広がっていることではないか、というのが昨夜の議論。
なんとなく仲良し家族で、「親ウケする相手を見つけなきゃ」、とまでは思うものの、実際に誰かが世話してくれるわけでなく、親が半強制的に決めてくれるわけでもない。
誰でもいいのよ、あなたがいいと思う人で。お母さん(お父さん)は、『普通』の人ならいいからね」と、中途半端にリベラルなことを言う。

こんなこと言われてしまうと、これは厄介である。親の考えている「普通」ってなんだ?父親並みの学歴や職業、稼ぎ、暮らしぶりは必須ってこと?

かくして、仲良し親子の場合は相手選びに自己規制がかかってくるので、難易度が増すのだと思う。
昨日の、丸の内ニッセイプラザでの親御さま向けセミナーではそんな話もいたしました。

ではまた。





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Last updated  2010年09月17日 12時05分07秒
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anishi01

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著書 「普通のダンナがなぜ見つからない?」(文藝春秋)

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