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婚活ブログ ニッポンの婚活ビジネス(元)最前線

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2010年12月27日
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独身女性はよく口にする。
「誠実で」「私思いで」「浮気をしない人が一番」。「そういう人なら、他はなんだっていいんです」。

その言葉を真に受けて、「じゃあ、こんな人は・・?」と紹介した男性と実際に会ったりデートすると、
「いい人なんだけど・・・」
「会話が続かない」
「ずっと黙ってる。試しに、いったいどれくらい黙ってるかこちらから話すのを止めてみたら不忍池を一周してしまった」
「何も決めてくれない。全部私が決めないといけない」・・・。

これは、二律背反な難題を求めているということに気づかないといけない。

一般に肉食系と呼ばれる男性は女性慣れしていて、初対面でも会話の切り出し方や続け方がスマート。
見かけにも気をつかっているし、清潔感なんて基本中の基本。

でも・・あなたとの初対面の会話がうまくいくということは、彼は他の女性ともうまくいくのである。したがって、当たり前にモテる。倫理観がよっぽど強くないかぎり、こういう男性にある程度のヒマと金があれば、浮気は避けがたい。

一方で、いかにもリアルの女性慣れしていないセグメントを考えてみる。

たとえば、鉄ちゃんと呼ばれる鉄道マニア。
きっと服装もあんまりイケてないし、鉄道分野以外の会話は苦手であろう。鉄道が全てに優先するので、せっかく遠くに出かけても駅弁が最高のグルメ。
でも、数字に強そうだし、凝り性で仕事にもこだわりを持ってそうだし、いかにも誠実で実直で、あなた思いではないだろうか?
独身のうちは、休日どこかが廃線になると言われればどんな遠くでも出向いていくだろうが、そんなもの、結婚して主導権を握ってしまえば何とでもコントロールできる。

たとえば、アキバ系。
食わず嫌いはもったいない。仮に、フィギュアを集めるのが趣味だったとして、それが何か人に迷惑をかけているだろうか?「気持ち悪い」という先入観にとらわれてないか?もし、お金をかけすぎてるようなら、小遣い制にして予算の決裁権を握ればいいのである

何より、彼らはリアルの女性慣れしていない。女性の供給が極端に細い世界の住人。
鉄道マニアの集う場で、不慣れそうなでも鉄道に好奇心のある女性がいたら、みんなしてとっても親切にいろいろ知識を語り、薀蓄を教えてくれるそうである。
そこで目をキラキラさせて「えーそうなんですか!」と素直に感激を表現すれば、口説きのテクなんて一切不要である。

これは、戦略である。

戦略は、自分のライバルの少ないところ、勝てるところを選んで勝負を仕掛けないといけない。勝てない戦いをしちゃいけない。需給のギャップがあるところを探しさえすれば、チャンスは必ずある。先にチャンスをものにして、いろんな人と会ってみてからじっくり決めればいいんじゃないでしょうか。

ではまた。





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Last updated  2010年12月27日 12時50分18秒
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anishi01

anishi01

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著書 「普通のダンナがなぜ見つからない?」(文藝春秋)

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