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婚活ブログ ニッポンの婚活ビジネス(元)最前線

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2011年02月02日
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カテゴリ:その他
朝のテレビでは、中国の春節(旧正月)を特集。

上海に住む32歳の男性が600km離れた実家に帰省する様子を密着取材していた。

お土産をたくさん買う。日本円2-3万円分なのでかなりの出費。
電車の切符は、座れない立ち席。通路にしゃがみこんでいるが、どんどん人が乗ってくるので座ってもいられなくなる。
所要10時間。トイレなんかはどうするんだろう。当然、戻りの電車も似たようなものだろう。

お土産代や交通費などで、月収の半分をつぎ込んでいるそうだ。

それでもアンケートでは、春節はやっぱり実家に帰りたいとする人、80%以上
人間の、生活習慣や家族の価値観はそう簡単には変わらない。どんなに苦痛でも、お正月は「帰省するもの」だし、お土産は「たくさん買うもの」と刷り込まれている。
でも現実には、急激に変化する社会・経済環境の歪みが、帰省の交通手段を大混乱させている。

さて、結婚への示唆。

中国では、結婚するとき男性が女性に住まいを提供することが慣習上で当たり前。でもこの32歳の彼が、高騰する上海不動産市場で住まいを提供できるか疑問だし、登場した両親が買ってあげられるようにも見えない。

独身比率が高まるのは、結婚や家族への「価値観」と、実際の経済環境や社会との間に齟齬やギャップができたとき
日本はこの20年くらいをかけてその道を進んできている。

中国は変化が激しくかつ速い分、この矛盾が噴出して独身者が急増するペースも早そうだ。で、この矛盾は、根強い「考え方」「価値観」に起因しているので、単に「出会い」を提供するだけでは埋まらない。考え方の切り替えや「気づき」が必要。なのでネット系の婚活サイトでは解決にはならないと思う。

中国共産党が、春節を大過なく乗り越えることに気をつかっているのは、極めて正しい。培われた価値観と、現実社会とのギャップが顕在化する場面だから。

今後の成り行き、要注目ですね。

ではまた。





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Last updated  2011年02月02日 09時53分13秒
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anishi01

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著書 「普通のダンナがなぜ見つからない?」(文藝春秋)

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