小学校で週1時間ある「図書の時間」には、
毎回2冊ずつ、本を借りることになっています。
今日、息子の絵本バックに、図鑑みたいな厚みのある本と絵本が入っていました。
随分重たい本を持って帰ってきたものだと思って見てみると…
何これ?!
くらしの中の化学物質大事典?!
くもん出版、2011.1発行の新しい本です。
こんな本があるんだ~と思うより先に、
何で図鑑みたいな本を借りてきたの?と思わず聞いてしまいました。
(あまり選ぶ時間が無いらしいけど)
図書室で、ちょうど目に付くところにあったのと、
昨日、科学館で、サイエンスショーを見て、
「プラスチックって面白いなーと思って」
借りてみたんだとか。
「面白そうなところから読んでみる」
といっています。
借りてきたのたは良いけど読まなかった、というのは無しだもんね。
早速興味を持って、もっと知りたいな~調べてみよう、
と思ってくれたことは嬉しいことなんだけど・・・
少し複雑な気持ち。
学校の図書の時間には、「物語」や「童話」を借りて読んで欲しいから。
読んでるとは思うんですけどね。
読書に関しては、少し前に「じごくのそうべえ」シリーズにはまったり、
幼年童話を読んだりもしているので、
それはそれとして、折角持った興味の芽を大事にしてあげなくちゃね・・。
どこまで意味が分かって借りてきたのかはわかりませんが、
環境問題にちょっとうるさい?私の影響もあるのかな~
なんて考えてしまいました。
* * *
この事典の中身なんですが
副題が「身近な場面で理解するくらしと化学物質」
「日本だけで数万種類あるといわれる化学物質。
それらとうまくつきあうためには、正しい理解が欠かせません。
暮らしの中で利用されている様々な化学物質を紹介し、
その性質や問題点などを解説しています。
化学物質に関する知識を深め、実際の製品を選ぶときなどに役立ててください」
(化学物質ってなんだろう より抜粋)
身の回りにある化学物質にはどんなものがあるのか。目次はこんな感じ。
- 1章 加工食品
- 2章 生鮮食品
- 3章 台所用品・食品容器
- 4章 住まい
- 5章 せんい製品
- 6章 洗剤
- 7章 殺虫剤・防虫剤
- 8章 印刷物・文房具
- 9章 自動車
それぞれのページに、製品の名前と解説、コラムなどが載っています。
化学物質の一例を上げてみると、
保存料、着色料、合成洗剤、プラスチック容器、化学繊維、殺虫剤、防虫剤、
芳香剤、クリーニング溶剤etc.
身の回りにあふれていますよね。
よく耳にするけど、よく分からなかった、正しく理解していなかった物もたくさんあります。
ありふれていて気に留めなかったもの、とか。
そして、それらの化学物質や化学製品が、どのような場面で使われ、
人や生き物にどんな影響を与えているか、危険性なども解説されています。
個人的には、そこが一番気になるところ。
例えば、化学物質が原因とされるアレルギー症状やシックハウス症候群・・・
もちろん環境問題も取り上げられています。
これらの化学物質を複合的に大量に使うとどうなるか、
まだ未解明なこともたくさんありますが、
これを読んでいると、やっぱり化学物質はあまり使いたくない・・・そう思わされます。
現代人がいかに化学物質の恩恵を受けているか、ということもまた事実ですが、
反面、健康被害や環境汚染など、様々なキケンとも隣合わせだということを
子供たちにもぜひ知っておいて欲しい。
もちろん、大人が読んでも十分ためになります
事典というと堅苦しいですが、内容は読みやすいです。
似たような子供向けの本で言うと、
きっずジャポニカセレクションシリーズのような感じで、
挿し絵や図が豊富、総ルビです。
☆10才までに知っておきたい世の中まるごとガイドブック
☆10才までに知りたい!なぜ?どうして?科学のふしぎ
* * *
余談ですが、何気なく目に入った価格にまたびっくり
普通の図鑑が2冊買えますね!
もし理科や社会の調べ学習などでお探しなら、ぜひ借りてみてください。
すっきりわかる!くらしの中の化学物質大事典 くもん出版
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