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伊豆沼・内沼では春に堤防に火入れして、ヨシなどを大規模に焼く野火という作業を行っています。しかし、放射能汚染されているため、焼却灰にどの程度の放射性物質が含まれるか心配です。
渡良瀬遊水地では、ヨシから42Bq/kg、下草の焼却灰から780Bq/kgの放射性セシウムが検出され、安全性の確証が得られないため、ヨシ焼きが中止となりました。なにはともあれ伊豆沼でもデータが必要です。堤防4箇所でヨシを試験的に刈って調べてみました。 4箇所平均でヨシ本体から67.5Bq/kg(範囲:57~102)、その焼却灰から1050Bq/kg(範囲:450~2110)の放射性セシウムが検出されました。このデータをもって再度会議を行ったところ、基準値はないものの渡良瀬遊水地での事例があること、予防原則を適用すべきという観点から、土地改良区の方々など含めた主催者全員一致で野火は中止となりました。 もしデータがなければうやむやのまま野火を行ってしまい、放射能汚染された焼却灰を周辺地域に飛散させることになっていました。あらためて、データの大切さが身に染みました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月17日 15時01分56秒
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