うさぎの薬師の薬指

　
　脳卒中は突然発症する事から　東洋医学の
五行説でいう「風」の性質と考え、風に中（あたる）
で「中風」とよばれています。

　脳卒中は血管が詰まる「脳梗塞」と
血管が破裂する「脳出血」に分類されます。

この暑い季節、多量の汗をかくことで血液濃度が
高まり、脳の血管が詰まりやすくなると考え
水分を多量に飲む方が多いのですが、この水分の
とり方には、一工夫が必要だと思います。

　例えば、冷え性で、胃腸の弱い人が、冷たい
水分を多量に取ると　どうなるでしょう！
胃腸が弱り、食欲が無くなり、即夏ばて状態に
なってしまうと思います。
また、せっかく取った水分も力不足のため、吸収
出来ず、また体内で上手く動けずに、かえって
血液循環を悪くしてしまうことになるでしょう。

この様な方は、暖かい飲み物を、少しずつ、何回にも
わけて、こまめに補給する事です。

　また、浮腫みやすい人も水分の取り方は要注意です。
さばける量以上の水分を取ると、その水が身体の中に
溜まり、「湿痰」や「湿熱」となり、返って詰まる
原因となります。
飲んだ水分が、きちんと出ていっているか、むくみ
となっていないか、良く観察しながら、少しずつ
補給してください。


　また、脳出血の場合は、ストレスや怒りが原因で
気が高まり、急激に血圧が上昇して血管が破裂して
しまう事もあります。

弾力ある血管を確保し、脳出血を起させないためにも
コレステロールの貯めすぎに注意しつつ、イライラして
頭に血が上らないように、精神を安定させて
毎日を過ごしたいものです。