テーマ:燃えよ! 太極拳!!(73)
カテゴリ:太極拳
11月のタイだかバンコクだかの大会では、若い人(それでも50代が入ってるのだけど)は、団体の表演に出ることになった。
競技に出ようかと一瞬、悩んでいたのだけれど、表演となれば、それはそれでホッとした。 何をやるかというと、八式なんだそうだ。 ハチ? そう、8式。 8つしかないもんをやるわけ~? しかも、過去のメダリストたちが揃っているっていうのに、そんな簡単なものでいいわけ~? 老師が見せてくれた時は、さすが老師、きれいだわぁ~とは思ったけれど、しかし、それにしてもつまんないんじゃないかい? 老師によると、簡単に思うものほど難しい、これをそろえるのは、ホントに大変なんだよ、と。 そんなことを言い残して老師は、上海に帰ってしまって、羅先生の指導のもとで練習することになったのだけれど、しょうがないなぁ~、メンバーが揃わないわけだし、まあ、おつきあいしてあげましょ~、なんて、傲慢な気持ちがちょっぴりあった。 がっ! やってみてわかったけれど、ホントに基本的な動きしか入っていないのに、ゆっくりだからきつくて、自分の欠点がいろいろ見えてくる。 あと、ゆっくりなので、呼吸法や陰陽を意識しながらできるので、これまで、動きにつられていい加減にしていたことも、きちんと向き合えるし、ホント、いい勉強させれもらってます、って感じ。 八式というのは、 (1)起勢 (2)倒卷肱(ダオジュアンゴン) (3)樓膝拗歩(ローシーアオブー) (4)野馬分ゾン(イエマーフォンゾン) (5)雲手(ユンショウ) (6)金鶏独立(チンチートゥーリー) (7)右左タン脚(ゾウヨウ・タンジャオ) (8)攬雀尾(ランチャオウェイ) (9)収勢 あれっ? 9つあるけど、まあ、いっか・・・。 とにかく、基本のきって感じでしょ。 これをそれぞれ左右、ほとんどその場でやるだけなんだよね。 ところが恐ろしいことに、簡単な動作な分だけ、基本ができてないのがよくわかるのよ。 人と違うのも目立っちゃうんだよね。 私は、足首がかたいので、つらい動作がいっぱいあって、つい上下しちゃったりする。 1人、ベテランの先輩で、ヨガをやってたから柔軟性は抜群、套路の覚えもよくて、新人によく教えてくれる親切な人がいるのだけれど・・・、彼女は、集中攻撃状態。 彼女は、基本功とか地味な練習は嫌いで、85式もよくパスしていて、派手な動きが好きなのだけれど、それで変なクセがついちゃってて、それがモロ出るんだよねー。 まず、弓歩の姿勢が出来ていない。 右と左の肩の高さが違ったり、膝が内側に入ったり、体が正面向いてなかったり・・・。 もう何年もやってきているベテランの人でも、基本を怠っているとこういうことになっちゃうのか・・・と、いや、申し訳ないけど、悪い見本をみせてもらってすごくいろいろ考えさせられる。 多分、あの何年やろうとも、きちんと正そうとしない限り、上達しないかも。 彼女は、腰や膝が痛いってよく言うけれど、それもこの悪い形のせいだと思う。 あと、太極拳は、性格が出るというけど、それもホントだなぁ~と思ってしまった。 見せたがり、かっこつけたがり、自意識過剰の性格がやっぱ出ちゃうんだよね、これは、私にも全くあてはまることで、注意しなくちゃいけないんだけど。 よく見せようとして、足を大きく出しすぎて、そのせいでバランスがくずれたり、手を伸ばしすぎたり・・・。 本人は、必死でやってるんだけどね、、、。 太極拳は、長くやってれば、うまくなるってもんでもないってことを思い知らされているようで、、、ああ、つらいねぇ。 とりあえず基本を大事にしていれば、正してくれる人が今はたくさんいるので、それをありがたく受け止めながら、しっかりやっていこうと、つくづく思ってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.12 15:21:23
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