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コマさんの 気まぐれDIARY

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2020.04.04
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カテゴリ:カテゴリ未分類
​​​
【学童は家族】


新1年生が入ると
ザッキ~先生はいつもこの言葉を
​​子どもたちに 伝承のように 言って聞かせていた


ある子は その言葉を出しに
夏休みのプール帰りに「アイス買って」とせがみ


またある子は 
(爪を伸ばしてた女の子にしがみつかれ・・肩越しに引っかき傷が出来た)
ザッキ~パパを心配して? 

指に​つけた唾を私につけ


茶目っ気たっぷりに 常に隣にいる ザッキ~先生を頼って
自分たちのお父さんお母さんが迎えにくる、その時間まで
心のバランスを保ちながら・・
みんなで ひとつの家族のように 
長い長い時間、一緒に 過ごしてきた。


本日は ドキュメント『さよならを言えなくてごめんね』に
描き切れなかった 〝ザッキ~先生の名説教集” の中から

分かち合う心【天国のスプーン、地獄のスプーン】の例え話を
コロナウィルスの影響でご自宅に半ば監禁状態になっているかも知れない
ブログ読者の皆様に・・
そして 以前 ザッキ~学童で先生と関わった教え子たちに
お贈りしたいと思います




​​​**********  天国のスプーン 地獄のスプーン *******

その昔 この世を作られた偉大な神様は 
人が死んだ後辿り着くであろう2つの世界 天国と地獄に 
その日1日 そこで暮らす者たちが腹を満たすことができる栄養満点の
スープが入った大窯と 
とても頑丈な素材で出来ている それはそれは大きな1本のスプーンを
それぞれに お与えになったそうです。

この大きなスプーン。。
みんなの知ってるバスケット選手:八村塁選手の身長ほどある
長い長いスプーンでもあってね?
重さは小さな子供でも持てる重さらしいんだけど・・
使うにはちょっとしたコツがいったんだ。



人は死んでもお腹がすく・・
天国に住む者たちも
地獄に送られた者たちも
毎日ゴロゴロ寝っ転がって 
その日1日を過ごしていた訳ではありませんよ

みんなが学校に行って勉強したり音楽や体操をするのと同じように
彼らにもそれぞれ 労働という 一日やらなければいけないお仕事が
天国と地獄の主によって課せられていたから・・
彼らは いつもお腹が空いていたのです。

地獄に送られた者たちは だだっ広い荒れ地の真ん中に置かれた大釜から
ぐつぐついい匂いを漂わせてるスープが気になって
みんな朝からそわそわ・・

そのうち たまらなくなった一人が 
神様からもらった大きなスプーンを引きずりながら
その大釜のスープをすくおうと 荒れ地の方へ歩き始めました。

それを見た隣の男も それを見たその隣の女も
独り占めはずるいと 
一番先にスプーンを持って歩き始めた その者を追って
後をついて行ったんだって。

もう 大釜がある荒れ地の真ん中につく頃には
何百何千という地獄の住人たちが 一本のスプーンにたかり
俺が先!私が先と奪い合う始末・・・。
髪の毛をつかみ互いを殴り合い。。
折角スプーンの先に集めたスープも 
地面にトプトプと流してしまうありさま。

さすがにこれでは 窯にたっぷり注がれたスープも
あっという間になくなってしまうと
地獄一 知恵のきく男が みんなの心をひとまず落ち着かせたらしい。

さて 心は落ち着いたものの 
誰もが目の前にあるスプーンを早く手に入れて 
そこにあるスープを飲みたいと思っている。。

早く早くと押し合いながら 
ようやく一人がスプーンを手にして
自分の身長ほどはあろう 大きく長いスプーンの先を 
窯の中に突っ込んで それはそれは あったかくて美味しいスープを
自分の口に運ぶことが出来たんだって。


『ちょーうめぇー!』

もうそれはそれは
一日の疲れが吹っ飛ぶくらい おいしいスープでねぇ・・。
さっき飲んだばかりの その男
またスプーンを窯に入れて自分だけ美味しいスープを飲もうとするわけ。。

それを見た 後ろの男、
『おい おめーだけずりぃーよ!』

その後ろのおじいちゃんも
「そうだよ おらにも飲ませてくろ」 

また そこで 押し合い つかみ合いが始まって
せっかく スプーンにすくった美味しいスープは
また トプトプ 地面に流れ落ちちゃったんだ。

そんな争いが何時間も何時間もおこって
大釜にたっぷりあった美味しいスープは ほとんど地面に流れちゃって
結局 地獄に住む人たちは 誰もお腹を満たすことが出来なかったんだって


さて 地獄でこんな一日が過ぎていたころ
天国の大広間でも お腹を空かせた住人たちが
大きな窯を囲んで 食事をしようと話し合ってた。

ただやっぱり 自分の身長ほど大きく長いスプーンを使って
スープをすくう事は難しくてね?
女性や子供も 天国に住んでたから・・
そうした人たちは どうしても大きなスプーンを一人でもって
自分の口に運ぶなんて事は 出来なかったんだよね。。


ここで問題!
みんなだったら どうやって このスプーン使って
そこにいる全員が美味しいスープ飲めるようにする?


うん。
地獄に知恵のきく男が住んでいたように
天国にも 頭のいいおばあちゃんが住んでてね
『ちょっと貸してごらんなさい』って
長く大きいスプーンの先を大釜に突っ込んだんだよね
ただおばあちゃんの背は スプーンよりちょっと低かったから
スプーンを持ち上げるのは隣にいた若い男の人がやってくれたんだ。
おばあちゃんはね、
スプーンを平行に持ち上げて 
ちょうどスープの入った側に立ってた女の人の口の方に
それを近づけるように その若い男の人に言ったんだって。
おかげでお腹が空いてた女の人は 
スプーンにたまったスープを一滴もこぼさず
飲むことができ おいしい思いをすることが出来たの。

すると今度はおばあちゃん、
スープを飲んだ女の人に もう一度 大釜にあるスープをすくうようにお願いして 今度は さっきおばあちゃんの後ろでスプーンを持ってくれた若い男の人の口に それが向くように スプーンを動かしてもらったんだって。

そうやって 飲み終わった人がまた大釜にあるスープをすくい
スプーンの先に立ってる別の人にそれを飲ませてあげるって事を
何度も繰り返すことで
天国の住人たちは 全員お腹いっぱいスープを飲むことが出来たってお話。



ちょっとした譲り合い、分かち合いで
人の心は愛に満たされるもの。

争うことで手に入れられるものは
強欲という人のエゴと 醜い表情のみ・・

ザッキ~先生の名話説教でした。

​​


※マスクの買い占め
とかやってる人に ぜひ読んで貰いたい(笑)





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Last updated  2020.04.04 12:03:36



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