ブンナのその後

今でもハッキリ覚えています。

今朝のようにこんなに冷え込んでいなかった・・・・

子どもたちを学校に送り出して、

昼ごろ四国に仕事で行くと言う友人と元町でお茶して・・・・・

夕方近く、近くの友人の家のクワの木の葉っぱの掃除に・・・・・・

大きなクワの木で一人では手で囲めない・・・・・・

木にそっと全身をあづけて、目をつぶると・・・・・・

木が元気かどうかがわかる・・・・・

クワの木の友人から、雷に打たれて上の方が焼けた木がまだ元気かどうか？

そう聞いて、クワの木の周りの落ち葉を掃除して木に寄り添う・・・・・

そういうことをしていました。

１８年前の１６日。

クワの木は固い。

いつもの柔らかく、木肌のなかにフワフワした感じがない・・・・・

落ち葉の掃除が終わって、友人とお茶を飲みながら、

「クワの木が、いつもと違うのよ、何にも云わないの・・・・・・」

「もうダメ、クワの木は死んだの・・・」

「違うの、生きてるけど固くて石のように・・・・・」

その夜遅く、友人から

「あなたの言ったことが気になって・・・・・」と電話

私は両親が残してくれた実家に一人で泊まる日。

お互いに、かなり長く電話で話してた・・・・・・

グラ！！！！！

すぐに目が開き、体に緊張が・・・・・・

揺れが収まって階段のところまで・・・・・

その時、２度目の揺れ・・・・・・

それから１８年。

明日がきます。

新聞のコラムに「何時まで震災を言うのかという声も・・・・」

私たち家族に震災はまだ終わっていません。

全ての計画が狂い、子どもたちに経済的なことで、いろいろなことを諦めさせ・・・・・

もう５年も前に借入も終了している予定が、まだ６年残って・・・・・

あったものを失うと言うことは形のあるものばかりでなく・・・・・・・

失ったものを数えるよりも、笑顔で。

今、私にできること。

生きていることに感謝。　　眉間にシワより口元に笑顔。　　今日も豊日。