わたしのつれづれ日記

12月に入ったとたん、忙しくなってしまい、ろくにブログも書けませんでした。

お正月も仕事をしなければ、締め切りに間に合わない、という状況がつづいていますが、しっかりと街角ウオッチングはしています。

上の写真は、ご存知、映画「男はつらいよ」の主人公・フーテンの寅さん像です。

京成線の「柴又」駅前に立っています。 

実は小生はニ度、寅さんに会ったことがあります。一度は銀座の大きな書店・旭屋で本を探していました。このときは「会った」というより「お見かけした」といった方が正確ですね。もう一度は大船にあった松竹の撮影所で「男はつらいよ」の撮影が行われていて取材に出かけたときです。

寅さんは物静かな方でした。あのひょうきんな寅さんのイメージとは、随分と違っていました。

寅さんの本名は田所康雄さんといいます。仕事とプライベートをきっちりと分けていて、家族のことはほとんど語ったことはなく、本が好きで晩年は「風天」という俳号で俳句を読んでいました。

上は新宿区の某お寺にある寅さんこと、田所康雄さんの墓碑です。飾ることなく、ごく平凡なお墓です。亡くなる前に衰えた死に顔を見せたくない、ということから、ご家族だけで密葬されました。亡くなったのは平成８年８月4日のこと。享年６８でした。

亡くなるには、早すぎたのではないかと思います。

不景気風が吹き荒れていますし、このところの寒さで、小生は鼻風邪を引いてしまいした。

でも、来年はなんとか明るい年にしたいものだと願って、今年のブログ終いとしたいと思います。 

皆さんも、良い年をお迎えください。