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カテゴリ:アウトドア・渓流釣り、写真撮影、街角観察
今年の夏、東海、東南海トラフで地震が発生すれば、およそ32万人が死傷するおそれがあると発表されました。
昨年の東日本大震災もそうでしたが、大地震は突然襲ってきます。 家屋が倒壊するだけではなく、それに伴う大津波で、さらに被害が拡大してしまいました。 巨大な災害が発生したとき、私たちは、どのように対処したらよいのでしょうか。 少しでもそのヒントになることを願ってまとめたのが、拙著の『大江戸災害ものがたり』(1200円 明治書院・刊)です。 10月20日の発売されます。 江戸時代、大火災、大地震、大噴火、大洪水が江戸の町を何度も襲いました。 10万人以上も焼死者や川に飛び込んで溺死する者が出た、大火災などもありました。 富士山の大噴火では、江戸の町まで火山灰が降り注ぎ、灰を吸い込んだために多くの江戸庶民は咳に悩まされました。 繰り返し襲ってくる大災害を『武江年表』『徳川実記』『日本災異志』『耳囊』『翁草』『折たく柴の記』や、そのほか江戸時代に記録された資料を基に検証しつつ、為政者は復興にどのように対処し、庶民は巨大な災害にどのように立ち向かったかをまとめたものです。 東日本大震災の復興が遅々として進まない状況を見ると、江戸時代は現代ほど複雑な社会ではなかたにしろ、江戸の復興は実に迅速でした。 そんな所からも、江戸時代には学ぶことが多いような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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