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テーマ:詩&物語の或る風景(1047)
カテゴリ:誰かへ&誰かの
![]() ずっと、ケイタイのそばにいたはずなのに、 着信に気づかなかった。 かかってくるはずがないから、 そばにいたはずなのに、いなかったのか。 かけなおしたら、とらなかった。 気分を紛らわすために、久しぶりにチャットをした。 うまい具合に、入室のお知らせが来て、 楽に絡めるメンツだったから、 少し近況を聞いたりした。 それも、終わってしまって。 中途半端、宙ぶらりんな時間をどう過ごそうかと、 思案している間に、BENが鳴った。 子どもの頃のマイケル・ジャクソンのソロ・バラードだ。 どうしようか…どうしようもないのだけれど…ケイタイの中のあのひとを見つめて…電話に出た。 【勝っちゃったよ~】っとガハガハ笑いながら、元気な声がした。 【残り40分でさぁ………うんぬんかんぬん……】 昼間のやり取りはなにもなかったかのように話す。 【あれ、しばらくバイバイじゃなかったの?????】って思うのが普通だよね?って自問自答。 それでも、こちらも、昼間の話には触れない。 あのひとにとっては、小さなことみたいだから。 混乱しすぎて、あのひとの話がよく飲み込めない。 日本語は聞こえるのだけれど、つかめない。 【さっき、19時半ごろまで、彼女とメールしててさ…】 【ツライよ】 【?・・・?あれ?】わたしは、彼女とは、なんだかもう、終わっているのだと思っていた。 話の流れについていってない、鈍感なわたしの脳みそ。違うみたいだ。 【彼女は、既婚者でしょ、という】らしい。 わたしも、そう思う。 あのひとには、覚悟がない。覚悟がないオトコは、まともな女からは対象外なはず。 覚悟が必要なんだと思うよ…自分の目標のために。 自分の目標がはっきりすれば覚悟もきまる。 それを、全部まとめて探しているみたいだ。 【彼女に何を求めているかわからない……今までは、オンナに求めることははっきりしていた…】 そんなことを言う。 それって、恋をしているんだろう。 何を求めているのかって、その人自身を求めている、いて欲しいだけなんじゃないの、 とわたしが言っても、そうかな……と、ピンとこないみたい、スルーされる。 彼女のことをすごく好きで、何度もあきらめようとしていても、できない。 と繰り返す、あのひと。 それと、今、なぜか陥っているポケット。暗いポケット。 【楽しみがナイせいだろうな】という。今まで、隠れていたものがでてきたのかな。 この2~3日、ヒドイ顔をしているらしい。 【今日、おちるところまでおちた】と言った。 わたしは、なぜか、泣いていて、ぐずぐず言いながら話をしていた。 やっぱり聞いていても、いまひとつ理解が悪い。 聞くそばから、記憶が飛んでいく……。 パニックがピークで、薬を4錠追加した。 【月曜日、読んだ】と笑っている。 【なかなか、ひとを信用できないんだけれど、今の○○は裏切れないと思ったんだよね】 答えようが無い。わたしはあのひとに一生懸命だから、電話をくれたのだと言った。 だって、一生懸命になる状況だと思う! 大事なヒトにリセットされそうになってるのに!!! 【あぁ、到着しました~ またね~】といって、電話は切れた。 ひどく、疲労した。何分間だったかは、見るのを忘れていた。 疲労は、よくない。 わたしにも、覚悟が必要みたいだ。 Blog ![]() ![]() 写真 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.07 20:36:32
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