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テーマ:詩&物語の或る風景(1047)
カテゴリ:夢物語
起きる前に、夢を見ていた。 亡くなった祖母がいた。 田舎の家の部屋で、ちょうど起きたという場面。 わたしは、亡くなったはずの祖母が、生きていることが、うれしくてうれしくて、浮き足立った。 いつも、そうなのだ。 パターンは違うけれど、ほんとうに、よく、祖母は夢に出てくる。 大晦日の朝の早い時間、ということだった。 家族はまだ、だれも、田舎に着いていなくて、 手伝いに来た、わたしだけだった。 祖母は、しわしわだけれど、まだ、肉付きが良くて、それも、うれしかった。 【あぁ、おばあちゃん。少し、元気になったんだね】なんて思ってた。 父親が、まだ明け方なのに着いた。 びっくりして、2人で起きてきた。 何故か、大晦日だからビールを飲もう、と言って、朝からビールを出してくるように言われ、まだ冷してもいないビールを、棚から出してきた。 テレビの音を消そうと、なんだかわからない機械をいじった。 そういう夢。 祖母のことば。 【あなたはねぇ、このむら300人の子どもの中でもいちばんだったのに、ねぇ】 【これから、何年かはね、わたしが一緒にがんばるよ。あなたがちゃんとするためにね】 わたしは、いたたまれなくて、縮こまっていた。 【あぁ、こんな年になって、わたしは、祖母に、こんなことを言わせている】 未明の光の中で、辛かった。 祖母が、これから、わたしを導いてくれるのかもしれない。 新しい年の、前の日の夜明け。 それが、今なのかもしれない。 Blogならclick! 写真ならclick! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.11 01:48:29
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