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テーマ:人と自然の関係(600)
カテゴリ:【なにか】について
![]() ほんとは、昨日のこと。 ショッピングモールを歩いていたら、 タイル敷きの歩道に、 トンボが産卵していた。 カラダの一番下を、軽く、リズム良く、 歩道につける。 何度も何度も。 通り過ぎたら。別のトンボが、これは、つがいで飛んでいて、 これも1匹が産卵をしていた。 このときには、息が詰まるくらいに悲しくて 足早に通り過ぎた。 このモールは、郊外の郊外にあって、去年の11月にオープンした。 それまでは、ほぼ原野に近かった。バイパス沿いの、土地だ。 このあたりには用が無かったからあまり来なかった。 くらいに、何もない場所だった。 人間にとっては。 トンボにとっては、住む場所で、生きていく場所だったんだと。。。 涙の出ない深い痛みを感じる。 何年も地中で生活して、生まれてきたトンボ。 産卵するために。 歩道に産み付けられた卵は、何分もしないうちに、乾き死んでしまうだろう。 人間に踏まれ、命がつぶれる。 何年か、数匹のトンボを目にすることがあるだろうか。 そして、街中と同じように、いなくなる。 なぜ、人間は、 もう、すでに、ビオトープの大切さや、 各々の生き物は半径何メートル程度の範囲で生活しているということを、 知っているのに。 開発前に、やろうと思えば、生物調査なんて簡単にできるのに。 やらないんだろう。 県内の、大手資本のショッピングセンター。 キライじゃない。ここは、良く来る。利便性もいい。 広大な駐車場。 なぜ、小さなビオトープを、そこに作ってくれないんだろう、と、責めたくなる。 うちの近所も。 子どものころには良く見かけたトンボや蝶々がいなくなっている、、、 こうして、いなくなったんだろうと思うと、、、 たくさんの小さな命の無為な死を思うと、辛くなる。 近所には、スズメさえいない。 スズメさえ暮らせない街。荒れた街。 もし、元気ならば、ビオトープを作る会を本気で立ち上げるのに。。。 できることを、探して、いこうと思う。 Blog ![]() ![]() 写真 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.01 11:42:30
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