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駆け出し記者の一期一会

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2007年10月15日
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カテゴリ:展覧会
日曜の昼下がり。
いつもしっとり落ち着いた庭園美術館だが、思ったより混んでいた。
やっぱりティファニーって人気あるんだなあ。
昨日あたりからの冷気を感じてか、人々も秋色のシックな装い。
茶色のジャケット、深緑のカーディガン、パープルのタイツ、黒のブーツなどなど。
ほかの展覧会に比べて若いカップルも多い。
おしゃれして美術館でデート中のお二人、
手をつないでガラスケース内のジュエリーをじっと見つめる。いいですね。。

1837年創業以来、170年のティファニーの輝かしい歴史を、
200点ものジュエリーや装身具によって紹介する充実した展覧会だった。
ヨーロッパの伝統ある宝飾工芸を意識しながらも、
ティファニーは、アメリカ独自の美意識を取り入れた新しい作品を生み出す。

初期のティファニーが日本的な技法やモチーフを取り入れているのが面白い。
トンボ、カエル、魚、鳥、など日本の金銀細工や蒔絵にありそうな図柄の
ジャパニーズ・スタイル・ジュエリーを発表して評判になった。

1900年のパリ万博でのグランプリ受賞などを通じて、
ティファニーは、高級宝飾ブランドとして世界的に認められるようになる。
アメリカという若い国が誇るアメリカン・ジュエリーの誕生である。

創業者、チャールズ・ルイス・ティファニーは
企業家精神あふれるアイデアを次々と実現して、成功を収めた。
エンゲージリングの立爪ダイヤ「ティファニー・セッティング」を考案したのも彼。
リングの環の部分から石を離すことで、ダイヤモンドの輝きが一層増す。
今でこそ、古臭いと思われそうなスタイルだけど、
それまでヨーロッパでは誰も思いつかなかった。

…実のところ私は、
宝石なんて興味ないさ、と思っていました。
そういうものにお金を使うぐらいなら、
ほかに買いたいものがいっぱいあるし、
そもそもそんなお金があるわけもなし。

何なんだろうな・・・と思って
先週『ティファニーで朝食を』のDVDを見てみました。
こんな有名な映画なのに今まで見ずじまいだったので、
ちょうどいい機会でした。




冒頭から、ニューヨーク5番街のティファニー本店。
開店前のショーウィンドーを眺めながら、オードリー・ヘップバーンが立ったまま、
紙袋から取り出したパンをかじり、コーヒーをすする。

ストーリーの中で、オードリー演じるホリーは
「気が滅入る時にはティファニーに行くの。ダイヤモンドが欲しいわけじゃないのよ。
でも、ティファニーには不幸なんて、ありはしないの」
と言っていた。ふーむ。。
また、ポールと一緒にティファニーに行って、10ドルの予算で買えるものがないかと尋ね、
オモチャみたいな安リングに10ドルで名前を彫ってもらうことにするシーンがある。
(ええーーありえなーい。ティファニーで10ドルだなんて、そんな!)
と思ったが、それは間違いだった。
ティファニーは大金持ちだけを相手にしていたわけではなく、
この展覧会の音声ガイドでも、1890年代のパラソルは
「10ドル~1,000ドル」という実に幅広い価格帯が設定されていた、と説明があった。
あのシーンに出てきた本店店員の渋いおじさんの丁重な態度は
ティファニーの好感度アップに大いに貢献したことだろう。

映画自体は、なんか????みたいな話でした。

だいたい相手役の新進作家のポールと、
土砂降りの中、二人はひしと抱き合いキスーーーー END
はあ?これで終わりなの~? さすがハリウッド!
あの猫が見つからなかったらどうなってたんだよーまったく。

・・・というわけで、私には残念ながらピンとこなかったんですが、
少なくとも、オードリー・ヘップバーンが素敵で可愛くて、
ティファニーが良い店だということだけは納得が行きました。

そんなことを思い出しながら、お宝ジュエリー達をじっくり眺めて行くと、
ひときわまばゆいコーナーにやってきます。ダイヤモンドでした。
ダイヤってやっぱり違うんですねー、輝きが。キラキラ、キラキラ!
光が当たるごとに、その反射光がホントに眩しくて目がやられます。
中でも別格の大きさと燦然たる輝きを備えた「ティファニー・ダイヤモンド」が出展されています。
128カラットの巨大なダイヤの上にジュエリーの鳥が止まっている
「バード・オン・ア・ロック」なるブローチです。

その隣にある大きな写真。
「ジーン・シェランバーぜーがデザインした、ダイヤモンド・リボンネックレスにセットされた
ティファニー・ダイヤモンドを身につけるオードリー・ヘップバーン」

ティファニー・ダイヤモンドが実際に女性の胸元を飾ったのはたったの2回。
そのうちの1回がこのオードリー・ヘップバーンなのです。
『ティファニーで朝食を』の広報用写真として撮られたものでした。

にこやかに微笑む堂々たるオードリーの姿を見ると、
なぜだか「ムーン・リバー」のテーマ曲が頭の中でワンワン鳴り響いて
こんなところでふいに涙してしまいました。
この展覧会って泣くような内容じゃなかったはず!なんですが、どうして?

あまりにも美しくて、女神のようで、
こういう人でないと、宝石なんて身につけちゃいけないんだと思って。
でも、こういうふうになりたいとも思って。
宝石を所有したいわけじゃない。
ただ、こんな宝石が似合うような女性になりたい。
大きなダイヤに負けないぐらい堂々とした女性に。
宝石なんて興味ないと思ってちゃいけないんだね。
私には関係ないと思ってしまってはいけないんだね。
どんなに笑われそうでも、かけ離れたことであっても、
こんな女性に憧れて、精いっぱい背伸びして
一歩でも近づけるように生きて行くのはいいことじゃないか!

ジュエリーを見に来てそんなふうに感じるなんて
自分でもとても意外でした。
ティファニーが追求してきた美のパワーかもしれません。

「世界を魅了したティファニー 1837-2007」
東京都庭園美術館にて  10月6日より12月16日まで
ロンドンを皮切りに世界巡回中ですが、日本ではこの庭園美術館のみです!






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最終更新日  2007年10月21日 00時41分35秒
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