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駆け出し記者の一期一会

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2008年08月21日
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カテゴリ:書く
少し前に書いたことだが・・・
清水の舞台から飛び降りる気持で大枚はたいて、私はオペラに行ってきた。

やはり、清水の舞台から飛び降りる気持で決断すると、何事か起こるもので、
このオペラについて、新しくできた音楽サイトMusic Sceneに書くことになり
その数本の原稿のおかげで、パリ国立オペラの「トリスタンとイゾルデ」に行った7月31日から
3週間ほどオペラの余韻が続いていたことになる。

無論、余韻に浸るというような優雅なものではなくて、「書く」からには、
「結局、その高いオペラに行ってどうだったんだ?」ということを自分に問い直すわけで、
書くからこそ、自分の思っていることが自分にとっても明らかになるのを実感した。
そして、書いたからこそ、後々まで残るので、「言葉にならない感動」とか言ってないで、
なんとかして言葉にしておいてよかったと思う。言葉にしきれないものはどこまでも残るにしても。

一観客にすぎない自分が感じたことに、自分以外の人がどれほど興味をもつものなのか?
日頃、他人が書いた文章について自分が思っていることが、そのまま自分に返ってくる。

それでも、オペラ自体についてのレポートは、一観客として開き直って書くことができたが、
勝手が違ったのは、
今週アップされたパリ国立オペラ総裁ジェラール・モルティエについての記事だった。

そもそも、私は音楽業界にもオペラにも全然詳しくないので、
「ヨーロッパ・オペラ界の風雲児」と言われても、へーえそうなんだと思うほかなかった
そういう人物について自分が何か書くのは、とても大それたことに思えた。

しかし、たとえば、自分の親や子どものことを客観的に書くのはきっと難しいだろうし、
熱烈なファンだったりシンパだったりする対象だと、思い入れが強くて浮足立ちそう。

そういう意味では、初めて知るモルティエ総裁という人に対して、普通の好奇心をもって、
講演を聞いたり、インタビュー記事を読んだり、実際のオペラを見たりして、
「こういう人だと自分は思う」と言うことはできるだろう。いずれにしても
何かについて書く場合、それは必ず自分というフィルターを通して伝えることになるのだから。

というわけで、今でも「大それた」感は払拭できないものの、書いてしまった。
おかげで、「書かない」場合より、モルティエのことをずっとよく知ることができた。

それを読んだ人はどう思うんだろう?

・モルティエは好きだけど、この文章は嫌い。
・モルティエは嫌いだけど、この文章は好き。
・モルティエなんて知らないし、興味もないので、この文章はパス。
・モルティエなんて知らなかったけど、この文章を読んで少し興味が湧いた。

このほか、長いとか、くどいとか、硬いとか、つまらないとか、
さまざまな反応があって当然だろうけど、結局、どんな読み手に対しても
「私は、このように考えます。なぜなら、かくかくしかじかだからです」
という以外に、書きようがない。それは、いつだって同じだ。
と思って、謙虚に開き直るのであった。

なんだか言い訳みたいな話を聞いていただき、失礼いたしました。
駆け出しまるだしでお恥ずかしいです。
少しでもお読みいただけると嬉しく思います。

Music Scene 毎週水曜日更新中
http://musicscene.jp/






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最終更新日  2008年08月28日 00時44分31秒
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