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Jun 25, 2006
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カテゴリ:トレーニング理論
今日は「キレる」系統の本を3冊借りてきた。


んで、気になったこと。

他の分野でもそうなんだけど、分析それ自体が目的なんじゃないかと思える本がある。
分析することによって解決につながることはある。
例えば、「彼の行動によって自分は怒れているのだ」と分析できれば、
「彼の行動」か「自分の反応」を変えることによって解決できるとわかる。
その点では、「単にイライラしているだけ」よりは一歩前進したと思う。

だけど、分析が目的の場合は解決につながらない。
平均的な子供たちより明らかに筋力が劣るA君がいるとして、このA君に
1.「君は温室で育ってきたから力が弱いんだねぇ」とだけ伝えても、事態は改善しない。
2.「君は力は弱いけど、それは鍛えれば必ず強くなるから、とにもかくにもまずは
ウエイトをしっかりやれ。半年後、一年後には必ず皆より強くなってるから」と
言えば、分析はしてないけど、解決にはつながっている。

1は分析。2は実践。
これを同時に示す人もいれば、後者だけを示す人もいる。
最終的に解決するならば、どちらでも良いと思う。

でも、1の「分析だけ」というのは解決に至らない場合がある。
今日借りてきた本がまさにそんな感じ。
現状分析としてはそれなりに当たっている感じはするし、
現状把握ができていない親ならば、「えーそうなの?」って思える箇所はあるだろう。

じゃあ実際問題それを読んで解決につなげられるかというと難しい。
判断力の高い人ならば、一つの事実から応用策を立てて、何とかするかもしれない。
でもそれだけのことができる人ならば、大抵の場合、
現状分析はとっくの昔に済んでいる。

つまり、この本を読んで「そうだったんだ」と言っているレベルの人に
解決策を思いつくほどの能力があるかというと、まずない。
だから現実的に考えれば、この本はほぼ役に立たない。
少なくとも解決につながる可能性はかなり低い。
「今は怖い世の中ねぇ」で終わっちゃうって。

必要なのは、ウエイトトレーニングみたいに、しっかりとした実践論。
「最大挙重量の8割の重量で、10回程度挙げる。
これを二日に一度、4セットやれ。そうすれば半年もすれば随分強くなってる」
こういう具体的な処方箋が欲しいんだって。

「親がこうだから、教師がこうだから、社会がこうだから、子供はこうなります。
今の世の中は色々大変ですねぇ。」
この理屈は頷けるところもある。
でもそれで終わっちゃ駄目でしょ。
解決策を示せって。専門家ならば。

「君は風邪をひいてるね」と言うことは出来ても、それに見合った処方箋が
出せないならば、それは医者じゃないでしょ。
この点で、教育関連は壊滅的かもしれない…。
まともな人はどれだけいるのだろう…。





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Last updated  Jun 26, 2006 12:09:09 AM
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