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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2007.05.27
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カテゴリ:お茶
この前、杭州で買ってきた龍井茶とコホウ泉の水を使って、ちょっと実験をしてみました。


「龍井茶は、(杭州市郊外にある)コホウ泉の水を使って淹れると美味い」

この説を日本で検証しようというのが、その目的です。

しかし、これだけでは面白くありません。
せっかく比較するのなら、もっと色々比較してみたい。


そうですねぇ。

まずは、せっかくなので水道水と市販のミネラルウォーターの比較もしてみましょう。

ということで、千葉県某市の水道水(簡単な浄水器を通してます)と比較対象にあげたのがこれ。



南アルプスの天然水

しかし、これだけでは、まだ物足りない。
ついでに、よく言われる、硬水と軟水の比較もしてみましょう。

硬水といえば、入手性が最近ダントツで良いのは、あれだな。。。

・・・と、硬水代表として、引っ張ってきたのがこちら。



コントレックス

ということで、

・水道水(日本・千葉県某市水道局)
・南アルプスの天然水(日本・サントリー)
・コホウ泉の水(中国・杭州市)
・コントレックス(フランス・コントレックス)


という、実にワールドワイドな水の競演が実現しました...((((((^^;


比較実験ですから、条件を一緒にしなければいけませんので、ここはテイスティング用の世界標準鑑定杯を使ってみましょう。

鑑定杯揃い踏み

なぜか4つも準備できてしまうのが怖い(苦笑)

念のために申し上げておきますと、評茶の勉強はしていないので、テイスティングの方法や表現など、至らない点があると思いますが、水を揃えたことに免じてお許し下さいm(_ _)m


さて、実験ですが、以下の要領で行いました。

・茶葉は翁家山の龍井茶農家で購入してきた茶葉を3g使用

翁家山の龍井

・150ccの熱湯を注ぎ、5分間待つ

・茶水を鑑定杯に移し、水色・香り・味を判定。

これをそれぞれの水ごとに行います。


お湯を4種類沸かさなければいけないので、少々面倒ですが、できました。

龍井を評茶


さて、それぞれのお茶の違いを見ていきましょう。
まずは水色です。4つ並べてみました。

龍井茶水比較

左上が 水道水       右上が 南アルプスの天然水
左下が コホウ泉の水    右下が コントレックス

です。

色の濃さの順番で行くと、

コントレックス > 南アルプスの天然水 > 水道水 > コホウ泉の水

となります。

一番薄い色だったのがコホウ泉の水でした。
そして、コントレックスが一番濃く出たのですが、分かったことが1点。

この水、沸かしちゃ駄目ですね。。。(-_-;)

といいますのも、ミネラル分が豊富すぎて、沸騰させると析出してしまうのです。
茶渋がベッタリくっついたようになりますし、ポットの中にも成分が残ってしまいます。
硬度1551はダテではありません。。。


さて、それではそれぞれの味わいを見ていきましょう。

<水道水>

まずは、水道水で淹れたもの。

龍井水道水

うーん、雑味、いがらっぽさが目立ちます(-_-)
元々、鑑定杯の淹れ方は、お茶の善し悪しを見極めるためのものなので、成分を全部出そうという淹れ方ですので、まあ、これがある意味正しいのですが。


<南アルプスの天然水>

次に、南アルプスの天然水。

龍井天然水

水自体はやはり美味しいのでしょうね。甘さが感じられます。
しかし、お茶と馴染んでいない感じがします。
甘さは水の甘さでお茶の甘さじゃないような感じです。渋み、苦みも結構出ています。
それでも、水道水よりは良いですね。


<コホウ泉>

次に大本命、コホウ泉の水。

龍井コホウ泉

おおっ、全然違います(^o^)

お茶とよく馴染んでいて、甘さを引き出しています。一方で、苦みはほとんど出ていません。
緑茶は80~90度ぐらいで淹れるのがベストなので、普通は熱湯で5分間も置いたら渋くて飲めないのですが、これは十分に飲むに耐えます。

水自体の味はそんなに大したことがないように思いますが、お茶との相性なんでしょうかね、実に不思議です。


<コントレックス>
そして最後にコントレックス。

龍井コントレックス

茶水の表面にミネラル分の膜ができています。。。(^^;)

飲んでみると、色通りなのか、とにかく苦みが強いです。
水とお茶が馴染んでいないのか、お茶の甘さというのは皆無に近い味になっています。苦味しかしない・・・
水自体はそれなりに飲める味だと思うのですが、ここまで合わないのも凄いです。


<結論>
ということで、やはりコホウ泉の圧勝という結果に終わりました。
水に含まれるミネラルの成分が一番合うのでしょうか。実に不思議です。
酸素の含有量ということだと、ペットボトルの水よりは水道水の方が有利なのですが、それをものともせずの圧勝。


しかし、全く同じ茶葉でも、水が違うと味わいが全然違うものなんですね。比較してみないと分かりません。
お茶と水の関係というのは、なかなか奥が深そうです。

とはいえ、水にこだわり始めると、どこにも住めなくなりそうなので、あまり深入りしたくないですね(^^;)


それにしても、コントレックスの龍井茶は美味しくなかった。
硬水と緑茶は全然駄目なんですね。

でも、紅茶は硬水の方が美味しいという話を聞きますねぇ。
イギリスなどで飲む紅茶は全然味が違うのだとか。

どんな味なのか、実に気になります。





ええ、この後の展開は、皆さんのご想像の通りです(^^;)
去年のダージリンのセカンドがストックにあったので、ついつい・・・

続く。






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Last updated  2007.05.27 19:38:22
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