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テーマ:今日飲んだお茶(1041)
カテゴリ:お茶
みなさん、こんばんは。
お茶ペットボトルウォッチャーのあるきちです。 ・・・今年も懲りずにやります(^^;) さて、帰りがけのam/pmで ”新商品!”とアピールされていたので、購入してみました。 アサヒ 黒茶 アサヒ飲料から1月8日に発売されたばかりの新製品です(ニュースリリース)。 正月太りの気になるこの時期に、プーアル茶の新商品。これは少し期待できるかも(^^) ボトルのコピーを読んでみますと、 熟成のちからで生まれた、プーアル茶のコク深い味わい。 と書いてあります。 さらに裏面には、 黒茶は、緑茶を時間をかけて熟成発酵させた、独特のコク深い味わいが楽しめるプーアル茶です。ジャスミン茶をブレンドすることでスッキリとした後味を実現しました。(原文まま) と書いてあります。 これを読んで、 うーん・・・(-_-) と考えてしまった、あるきち。 #こう思う時は、大体悪い方に当たるんです。 まず、気になるのは、 ”緑茶を時間をかけて熟成させた” という言葉ですね。 字面をそのまま受け取ると、これは生茶(※)?という期待を持ってしまいますが、いや、そんなことはないでしょう。きっと。 ※生茶・・・渥堆(あくたい)という、人工的な発酵のさせ方をさせずに作ったプーアル茶。自然の気温・湿度で発酵を進めるので、飲み頃になるのに10年~20年かかると言われます。ビンテージものでべらぼうに高いのは、この生茶です。あまりカビ臭さはありません。 一方、文化大革命以後、効率的な方法として渥堆を使ったものが主流になりました。これは熟茶(じゅくちゃ)と呼ばれます。渥堆は茶葉を高温多湿の状態にして発酵を促進させるので、すぐに飲み頃になります。とはいえ、実際には数年寝かせたものが流通されることが多いです。 ちなみに、粗悪なお茶として湿倉茶というのがあります。このお茶、名前の通り、不衛生な湿度の高い倉庫で保管して、むりやり茶葉を黒っぽくするもの。安くて、特にかび臭いものはこの作り方だったりします。はっきり言って、このお茶はカビをお湯に溶いて飲むようなモノなので、オススメできません。。。 まあ、ペットボトルですので、おそらく、数年物の熟茶を利用しているものと思われます。 そうなると、「時間をかけて熟成」はOKですが、「緑茶を」とわざわざ書くのが正しいことなのかどうなのか。。。 熟茶だとしたら、渥堆は製茶の工程中に入るので、熟成させる段階で既に緑茶じゃないだろ、と思うのです。細かいけど、重要なポイントです。 #もちろん、生茶だったら万事OKなのですが、それは経済原則的にないでしょうね それ以上に気になるのが、 コク深い味わい と書いてあるのに、 ジャスミン茶をブレンドすることでスッキリとした後味を実現しました という、一見して自己矛盾な文ですねぇ。 お茶の深い味わいは余韻で楽しむものなのに、そこにジャスミン入れてスッキリって・・・ぶち壊しじゃないの? というのが、あるきちの素朴な疑問。 うーん・・・ 途端に嫌な予感がしてきた(-_-;) まあ、飲んでみましょう。 グビッ んー、口当たりは、プーアル茶です。 しかし、後味は完全にジャスミン茶に持って行かれてます。 ・・・やっぱり懸念した通り。。。(-_-;) これは、”黒いジャスミン茶”であって、”黒茶”ではない印象ですねぇ。 アサヒ飲料さんは、中国茶ペットボトルの新商品を積極的に投入してくるので、期待しているのですが、これは今ひとつな印象でした。 確かに、サッパリとして飲みやすいお茶には仕上がっているんですけどね。 プーアル茶のペットボトル化は、やっぱり難しいのかもしれません。 新年早々、辛口ですみません(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ある完成されたものにさらに余分なものを追加して全体を駄目にする・・・・蛇足?
ということでしょうね。 (2008.01.12 00:10:06)
発売したばかりでもうブログで取り上げておられる~
さすがでございます!明日早速買ってみます。 プーアール茶は美味しいけど、飲むと何故か食欲が増す傾向が あるので普段はこの時期には飲まないようにしています。 (2008.01.12 01:05:03)
こんなお茶が販売されてるんですね~。
黒いジャスミン茶・・・。 それはそれで気になるので 明日、仕事前にコンビニで探してみようっと(笑) 年末、「ガキの使い」はしっかり録画してました(笑) (2008.01.12 02:35:21)
ぼくもこの“緑茶を時間をかけて熟成させた”のコピーが気になります。
最近、このお茶のために緑茶から作ったのかよー、という感じで、文面に深みと説得力が欠けてます。 アサヒもいろいろウーロンシリーズを出しているので研究員がいるけど、サントリー程、熟練してない感じでしょうか。 ペットボトルにすることで失われる、お茶のこもごもを、なんとか残そうとする涙ぐましい努力について、各社がもっと頑張るようにエールを送りたいです。 (2008.01.12 09:37:20)
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します! このペットボトル、まだ見たことありません~。 でも黒いジャスミン茶なのですね。 う~ん、見かけたら一回だけ飲んでみようかな。(^▽^) (2008.01.12 22:16:50)
この商品、コンビニに店頭にたくさん並んでいました。アサヒ飲料の期待商品なのかもしれません。
ペットボトルのお茶は、S健美茶みたいなブレンド茶のほうが飲みやすいと思う今日この頃です。 (2008.01.12 23:02:56)
それはもう、お茶ペットボトルウォッチャーですから(^^;)
プーアル茶で食欲が進んでしまいますか! そうなると、プーアル茶とパイナップルケーキが並んでいたら、最強のコンビですね(笑) (2008.01.13 11:27:19)
お茶自体は確かにサッパリとしていて飲みやすいんですよ。ゴクゴク行けます。
ただ、クセになるような印象の強さがないので、リピーターにはなかなかなりにくいんですよねぇ。 実家に帰ると、ここ数年、いつもガキの使いです(^^;) (2008.01.13 11:30:09)
やはり、そうですよね!
何だか違和感を感じてしょうがないのです。 ひょっとしたら、コピーはあまりお茶に詳しくない人が書いているのかもしれません。代わりに書いてあげたくなります(笑) コピーの書き方で、違う印象になると思うのでちょっと残念です。 サントリーや大塚ベバレジあたりは、本格志向のものを出して長続きしている印象があるので、中国茶に積極的なアサヒ飲料にも頑張って欲しいのですが。 (2008.01.13 11:35:19)
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m まだ出たてなので、コンビニの棚にはたくさん並んでいると思いますよ~。 ただ、何というか定番になりそうな予感がしないお茶なのです(^^;) 早めに飲んで下さい!(笑) (2008.01.13 11:37:01)
そうなんです。
私も、ペットボトルはゴクゴク飲める方が、圧倒的に支持されると思うのです。 その中で、某S健美茶が何故支持されるのかといえば、そこそこの味とマーケティング戦略の賜物だと思います。サントリーが伊右衛門で一発当てたのは、まさにそれでしたし、中国茶でもそういう商品が出てもらいたいものです。 (2008.01.13 11:41:27)
ちび旦那くん、えだみんちゃんと飲んでみました~
お風呂屋さんにいった帰りに ampmで発見! お味と香りの大半はジャスミンでした^^; プーアールの陰が薄~いお茶ですねぇ これならいつぞやのJRのお茶のほうがリアルですかねぇ.. (2008.01.14 00:02:26)
ペットのお茶の新製品はつい購入してしまいますがあたりはずれがありますよね。。。でもそこが面白いというかあたりを見つけたときの喜びが忘れられずわたしはまた購入しちゃいます。
(2008.01.15 21:14:46)
おっ、飲みましたか!(^^)
・・・薄いですよねぇ。 コクを大事にした、とか書かなきゃ、普通にゴクゴク飲めるお茶なのに、実に勿体ないです。 例の正山小種は本格派過ぎるのが、逆の意味で期待を裏切られますね(^^;) (2008.01.15 23:09:11)
私もまずは新製品を手に取るタイプです(笑)
このお茶は、そんなに悪くないんですが、コピーとアンバランスなんですよねぇ。 そこがなければ普通に美味しいお茶だと思いますよ。 (2008.01.15 23:10:12)
早目に飲んだほうが・・ということなので、本日見つけたので飲んでみました~(^▽^)
たしかに・・・黒いジャスミン茶でしたね。 最初だけプーアル?って一瞬思いましたが、すぐ打ち消されますね。 飲みやすいは飲みやすかったですが、別に普通にジャスミンでいいかな~とも思ったりしちゃいますよね。 飲みやすいのに、このお茶、なんだか勿体ないお茶ですね~(T▽T) (2008.01.16 23:03:56)
飲みましたか!
ジャスミンが結構強いんですよねぇ。 それで実は昨日発見したのですが、開封してちびっと飲んで、しばらく放置すると、ジャスミンの香りが少し抜けます。 そうすると、確かに黒茶なんですよ。比較的、飲みやすい黒茶。 このペットボトル、飲み方にも熟成が必要なようです((((((^^; (2008.01.18 22:57:55) |