「いまさら、」というか、「そういえば、」というか、
「つい、うっかり、」というか。
てきとうな書出しがみつからないのだが・・。
かきくえば かねがなるなり ほうりゅうじ
この俳句って、正岡子規さんが詠んだときいて、
いまさらながら、かるめにびっくりした。
むかし、じゅけん勉強に興じていたころに、
そういえば、たしかにそういうことを、目にしていたのに、
今日までまったく、埋もれていたのである。
だれかに、ふいに訊かれたら、ふかくかんがえもせずに
いしかわたくぼく か まつおばしょう じゃないの。
とか、こたえちいたやも しれぬ。
さて、なんじゅうねんかの時を越えて、
この俳句とむかいあってみたら、
かこはさらりと水にながして、むかしは思いもよらなかったようなことに、
おもいいたった。
かきくえば
ここで、ガシャッ とか シャクッ とか おとが入るのよ。
みずみずしいけど、鋸歯のたったような音がね。
だって、くちに運んだときには、柿はみえてないわけでしょ。
かねがなるなり
それに応えて、
かなり平坦で、なめらかな鐘の音が ごぉぉーーーーん
一抹の生、柿を喰らう音と、
普遍の理、お寺の鐘の音と、
ほうりゅうじ
うっかりしていたなぁ。
この鐘の音は、法隆寺。1000年もつづいたお寺なんだもの。
応用へん)
蕎麦すすりゃ ガタゴト合いの手 ガード下
うーん。
あたちもだんだん、いい具合に枯れてきたわね。
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