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07.12.11. 硝子戸の中 夏目漱石 岩波文庫
いまさらながら文豪の文豪たる所以に恐れ入る。うまい、の一言。 「二人は別れてから今会うまでの間に挟まっている過去という不思議なものを顧みない訳には行かなかった」なんて、ちっとも古くないし、装飾過多でも不足でもない、ぴったりの表現。また、 「私は今でも千枝という言葉を懐かしいものの一つに数えている。だから私はそれがただ私の母だけの名前で、決して外の女の名前であってはならないような気がする」という語りにほろりとしない母親はないだろう。 これからもがんばって漱石を目指したい。 人気blogランキング投票よろしく 今日はどのへん?。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.19 11:06:39
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