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カテゴリ:日々雑感
今日は、シンコキンのお話をする。
資料はなんとか、できあがる。 さすがに、数年来話をしているのだから、 資料も充実… してきてるのかな(笑) 作る時間は短縮されているが、 和歌の説明は、いまだ不十分な気もする。 他の人は、どうなんだろう。 私は、和歌を扱うと、 説明も含めて、 一時間、10首がギリギリ。 たぶん、丁寧に説明するのは、 5~6首が適当で、 それ以外は、音読のみ、または口頭のみの簡単な説明、 というので、10首を足して、15首から20首くらいまで…? いや、やっぱり難しい。 本当は、古今集なんか、 頭っから朗読させるといいのだと思う。 数年前には、 新編国歌大観のコピーを配って、 または、打ち直して資料として配り、 どんどん音読するだけ、 というのをやったことがあり、 それはそれで、実に面白かったし、 学生さんからの受けも、実はよかった。 でも、今年は人数が多い。 少ないなら、リズムよく出来るけど、 三十人を超えると…キビシイかなあ、と。 今日も、普通に講義にした。 西行の晩年から、 若年期の定家の栄光(?)と挫折、 そして、後鳥羽院との邂逅、シンコキン成立へと、 文学史だから、大まかに話をした。 途中、聖心の学生さんが笑っている。 後半、スピードが上がったところは、 少々熱く語りすぎただろうか… でも面白いところでしょ。 ついつい… ははは。 今日は、聖心所蔵の、六百番歌合と千五百番もかり出して、 皆に見せる。 「まわさないけど、終わったら見においで」と、 声を掛けたが、見に来たのは、2,3人。 まあ、塵だらけでばばっちいよ、って言ったのはワタシだが… 熱心に六百番を見ている学生さん。 説明を含めて、ひとしきり話をする。 歴史の学科にいるようだが、 そちらから、文学を読むことのおもしろさ、を 伝えておいた。 もっと「文学」と思ったら、 そうなさいな。 そんなことしていたら、 卒論で、和歌をやりたい、という学生さんが、 相談にくる。 話を聞いて、アドバイス。 そして、王朝秀歌選をあげる。 今考えると、 なぜかわからないが、 紀伊国屋新宿本店で、 出たばかりのこれを手に取ったのが、 国文学の本を自分で買った、 最初になる。 (研究書は、カタギリ先生の『小野小町追跡』だけどね) 大学院に進んでから、 この本の偉大さに気づいて、 折りをみて集めているから、 沢山あるのさ。 まあ、少し読んでみたまへ。 その後、また六百番を、岩波新大系と見比べている。 ホントに熱心ねえ。 非常勤の控え室に戻ると、 副手さんたちも、この本に興味をしめす。 ひとしきり説明してあげる。 でも、ううん… まあ、ね。 たぶん、後刷りでしょ。覆刻の。 と、思っていたのだが、 図書館に移動して、返却前に、 丁寧にめくってみていると… あれ?なんだかヘンだぞ。 こ、これ… いい方に、転ぶんじゃないか? たぶん、ですけど、 古活字版ですよ、これ… ひ、ひえ~ 今日は、ダメだけど、 来週は書誌取ろう。 今週は、論文なのさ。 お昼を食べて、ジンダイに移動。 空き時間に、論文。 ううむ、詰めが… 講義になる。 と、また熱く語ってしまった。 すまんのう。 また学生さんに笑われた。 六限は、クールダウンしようと思って、 話の順番を変えてみたら、 若干うまくいかなかった。 … 反省 (-_-;) 仕方ない。 来週もがんばるべい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.06.04 09:35:06
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