いしざあの記

昨日撮った、ご近所のキンモクセイとピラカンサ。

かつて、ここに済んでたおばさん、
下向いて、トボトボ歩いていると、
「はい！○×君！元気だして上向いて！」

なんて、よくハッパかけてくれたっけなあ。

おばさんなんて言っても、
小さい子どもさんがいたんだから、
まだまだお姉さんみたいなもんだったんだろうけど。

快活で優しくて、
この住宅地の一角に馴染んでたものだから、
ダンナの仕事の関係で引っ越しが決まって、
お別れの挨拶に来てくれた時、
玄関先で、いきなり泣き出しちゃって、
内の両親が「まあまあ」なんて、
とりなしていたことを、
ふと思い出す。


その後、転売することなく、
貸していたらしいけれど。

２家族が移り住んだが、
最後の家族が今年の春に引っ越してからは、
誰も住んでいないまま。

お袋さまの話しでは、
「もう売ったんじゃないかねえ」とのこと。


庭は草ぼーぼーで葎の宿に近づいているが、
今日の今日まで、このお家の庭の角に、
こんなに大きな金木犀があったなんて、
気づいてもみなかった。
木自体は知っていたけれど、
これがキンモクセイだと認識したことがない。

うちは、ご近所の生け垣に、キンモクセイ多いから…
この季節はどこともなく、甘い香り。



その脇にあるピラカンサも、
そろそろ色づいて。

あの、ギャーギャーうるさい、
ヒヨドリたちが戻ってきつつある。

春先に、我が家の庭木に作った巣から、
飛び立っていた若鳥たちが帰ってきているのかも。



時は流れ、季節は変わってゆく。

しかし、昨日は秋晴れ。
今日も秋晴れ。


休日授業、あと２コマ、
頑張るよっ！