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カテゴリ:文学・芸術
何人が、いる。 でもやっぱり、 一番は、となったら、 岩佐美代子先生、ということになる。 先生がおっしゃることばの中で、 現在の学会で用いられるのとは、 ちょっと違う言い回し、がいくつかある。 ひとつは「入集」。これは「にっしゅう」とよむ。 これは有職読み的な面もあるが、おそらく正しい。 で、学統を継ぐ意味でも、にっしゅう、と私もよむ。 もう一つは、「云々」。これは、先生は「しかじか」とよむ。 ところが、これは「うんぬん」が普通で、 「しかじか」は、和文脈。ホントは、古記録などでは、違うんじゃねえの、 岩佐先生の影響で、きみらは「しかじか」ってよむけど、 と、亡くなった故・大三輪龍彦先生が講義中におっしゃったので、 岩佐先生にお尋ねしたら「ひどい!私が教わった時は当然『うんぬん』よ。漢文なんだから。 それを、和歌文学会のA先生やB先生が『しかじか』ってお読みになっていたから、 そっちに合わせたのよっ!わたしのせいじゃないわよっ!」(軽く怒)ということがあった。 読み、って難しいなあ、と思った一件だった。 さて、本日の標題のですが、 「恋歌」はどうよみます? 「こいうた」が多いのではないかな、と思いますが、 岩佐先生は、「こいか」とよみます。または「こいのうた」と、 せめて「の」を入れてよめ、と。 「『こいうた』なんて、安っぽい演歌じゃあるまいし。 わたくしたちは、そうはよみません」 と、かなりはっきりおっしゃった。 ただ、これはもう世の趨勢で、 「こいうた」と読むのを止めることはできない。 先生も、もうあえては、おっしゃらない。 でも、でもね、 「こいか」か「こいのうた」なんだって。 「恋歌」のよみ方、は。 もしかしたら、これも、岩佐美代子発信の、 故実読みになっちゃうのかもしれませんね。 でも、恋のうた。は正しいと思います。 渡部泰明先生は、岩佐師匠の大ファンだしねw この本、おもしろい。 ステキ!(・∀・)w 若いひとたちの間で、 このような本によって、 和歌がもういちど、息を吹き返すといいなあ。 ってか、和歌自体は、ぜんぜん、凹んでいませんけどね。 とある世代の研究者たちが、 和歌と、日本文学研究を、ダメにした。 そいつらのせい、で日本文学はダメになった。 そろそろ、ヤツらがいなくなるから、 また人気でるよ。いや、出させてみせる。 和歌は、おもしろいもの! 日本文学は、すばらしいものだもの! そのおもしろさは、 ダメにしたヤツらには教えられない。 わたしたちが、復活させる。 復活させて、みせようぞ! みせようぞ! ι(`ロ´)ノ オラオラー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.03.21 02:52:13
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