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テーマ:心の病(7318)
カテゴリ:心理学
心理療法には、いろいろあるが私が今、受けているのは、
箱庭療法。心の状態を自分自身で認識する、認知療法の一つ。 一番最初のときは、こんなに子供じみたことで私のことが わかるなんて。。 と半信半疑というよりも、ほとんど疑っていたというのが 正直なところ。 お医者さんのご紹介で、大住心理相談室へ足を運ぶことになった。 以前にも書いたが、お医者さんは薬で心をおちつけ、不安をなくすことや 体調不良・睡眠障害を解消することに、重きをおいている。 でも、大住心理相談室では、何も言われない。アドバイスもされない。 共感してもらうことはあっても、いいとも、悪いとも言われない。 大学で心理学を少しやっていたので、アンケートの仕組みも、 ユング・フロイトの考え方や、治療法についても概略はわかっている。 そんな私か゛、まさか治療を受けることになるとは 思ってもいなかった。 今だから、やっと書けるようになったのかもしれない。 ブログの最初のころは、屈辱的・・と思う気持ちが強く カウンセリングについては、ほとんど話題に出すことが出来なかった。 【カウンセリングの最初】 今の自分がどのような生活をしてきたか、 どうして自分の心が迷路に入ってしまったのか・・・。 会社のこと・家族のことなどを含めて話す。 先生は、うんうんとメモを取ってくれる。 30分くらい自分の事を話した後に、では好きなように、 ここにあるもので、箱庭を作ってください。 ブルーの箱に砂が敷き詰められ、 さわっているだけでも気持ちいい。 私「なんでも、いいんですか??」 大住先生「好きなようにしていいよ。底がブルーだから水に見立てることが多い。」 「木もあるし、家もあるし、人・動物の小物を使ってなんか作ってみて」 8月に始めたので、最初の頃は何を作ったのかはっきりは、 覚えていないが、「パラオの島にいる自分をイメージした作品」 だったような気がする。 【カウンセリング2回目】 2回目は、最近の自分の話を5分くらい。 先生「目をつぶって思いつくことを言ってください。」 私「え??思いつきませんが・・・・」 先生「心を静かにして、見えるものを言ってください」 私「んー。海かなー」 先生「そうそう、そんな感じで話してみて」 私「海で、シュノーケリングをしている自分と主人。誰もいない海。 魚に囲まれて、笑いながらシュノーケリングしている。 ふと、気がついたら主人が、とっても離れたところにいて、 あわてて私、泳いで主人のいる所に向かう。 主人が全然動かないので、どうしたのかと思い聞いたら、 さんごで、足を切った・・・とつぶやく。んーばんそうこう持ってこなかった。 ホテルでもらえるか聞いてみよう。 遠くで雷が鳴り始め、稲妻が見える。海にいるのは私達だけだから、 雷に当たると怖いから、海から出よう」って感じで話をした。 先生「いいですね。じゃあ今の、気持ちを箱庭にしてみてください。」 私⇒ 確か、また海辺でたたずむ二人ってテーマで作品を作ってた。 【カウンセリング 3 回目】 その後、パラオに行き取っても癒された気持ちになり、 少しずつ回復してきていると、大住先生にも言われる。 ただ、旅に行くと少し疲れるのと、゛うつ゛から゛そう゛に変わりやすいので 気をつけて。って言われる。 【カウンセリング 4 回目】 今月に入ってからは、先生が不動産に興味があるってことで、 カウンセリングの前に、仕事の話をさせていただきその後、 箱庭作成。 先生「だいぶ、気持ちにやすらぎが出て来たねー」 私「そうですか??全然意識してませんけど・・・」 【カウンセリング 5回目】 夢の分析。亡くなった弟とボーリングしている夢の話をする。 先生「弟さん亡くなって、どれくらいですか?」 私「確か、7年くらい前です」 先生「亡くなったとき、どう感じましたか?悲しみをのりこえるのにどうしましたか」 私「弟は、自殺だった。付き合っていた彼女から会社でのストレスが 原因だと聞いていたので、勤務先の会社をすごく恨んだのと、 なんで自分に相談してくれなかったのか・・・と怒っていた。 涙を流すよりも、父も母も大変だから自分がしっかりしなくちゃ。 親戚の人も、お父さんとお母さんは大変だからしっかりしなきゃだめよ。 といわれる。なので、しっかりしてた。心では、私もつらいのになー。 いまだに、墓参りは抵抗がある。信じたくない気持ちで一杯」 先生「じゃあ、箱庭作ってください」 何をつくったかは、覚えていない。先生もノーコメント。 【カウンセリング 6回目】 近況報告と、箱庭作り。 今回の作品は、だいぶ心にまとまりが見えると言われる。 【カウンセリング 7回目】 近況報告・自分の今までの経緯を再度別の角度から話しする。 先生「キミは今まで、自分を押し殺して、言いたいことを我慢して過ごしてきたんだね」 私「涙・・・・」 先生「箱庭作りましょう」 先生「今回の作品は、前回よりももっと心に囲いが出来てきている。」 私「先生、来週から会社に行ってもいいですか??」 先生「え??」 私「お医者さんはまだ、時間かけた方がいいっておっしゃってる。 大住先生と相談して決めてきていいよって言われました。」 先生「最低でも1ヵ月。しっかり治すなら3ヶ月は必要でしょう。」 「仕事に一度でも今の時期に行ったら、1ヶ月は治りが遅くなるって 思ったほうがいい。」 私「えぇーーー」 その日は夕方まで心の整理が出来ず、会社に連絡したときも、 号泣状態でした。 で、その翌日に会社から連絡があり、来週会社の医療センターで 神経科の先生に会って、産業カウンセラーに会って、その後に、 人事に行ってきて欲しいとのこと。 ま、引継ぎなしで、人事付けの転勤にして、 ゆっくり休みをとりなさいってことみたいです。 冷静に考えると、私が休みをとるきっかけになった上司や、後輩と また一緒に仕事を笑顔で出来るかといったら、 「NO!!」と思う。考えただけで睡眠障害発生してましたので、 うちの大ボスの意見は的確かもしれない。 たくさん、つちいじりして、ガーデニングして心の準備が出来ました。 今まで、経験したことのない、土いじりでこんなに癒されるとは 自分でも思ってもいなかった。作品が残るので、ものすごい達成感がある。 今までの、自分の家が「負のオーラ」から、「生のオーラ」につつまれている。 とっても不思議です。 箱庭療法は、今日はこんなの作ろうって前もって思って、出かけるのですが、 いっつも、全く違うものが出来上がってびっくり。 そして、ものすごく疲れる。 先生に、代金を払うのをパーフェクトで忘れる。 すごく不思議です。 ここ最近はカウンセリングの後に、 田園風景を撮影するために、お寺周辺をうろうろしている。 いい、気分転換になります。 時間の流れをカウンセリングの日は忘れてしまいます。 フワフワした感じ。 ぜひ、一度体験してみてください。 ブックマークに箱庭療法関係貼り付けしておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 1, 2006 07:32:43 PM
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