【乗車記録030】E257系草津・四万(高崎→大宮)
↑長野原草津口(群馬)に向かう観光特急。高崎~東京。在来線を使うと約二時間、新幹線なら50分より少ないくらいという距離(約100キロ)であり、新幹線の速達性を絶妙に感じる距離だ。一方でこの区間は在来線の本数も多く、なんとなく新幹線に金使うのが惜しくなる距離だとも思う。実際に青春18きっぷユーザーに慣れた鉄ヲタとかだと交通の便が良いので大体は高崎~大宮(東京)となると高崎線を使う人は多い印象がある。ただし何かあると直ぐ運休してしまう区間でもあり、普段使いは勿論、時たまの遠征でも予定を考えるのに悩みやすいのが高崎線。個人的には一般需要だと新幹線移動が結構増える絶妙な距離にあたると思っている。↑高崎駅。たまたまずらっと211系停まっていた。まるで聖地。逆に少し距離を縮めて高崎~大宮はどうか?距離は約70キロで博多~小倉くらい。新幹線だと20~25分だが、在来線だと快速なら1時間10~15分、鈍行なら1時間20~30分もかかり特急でも約50分かかる。各停がボコボコ停まることや籠原での切り離しがあったりで時間を結構ロスするのだ。特急もその間を走るので凄く早くならない。それでいて新幹線自由席の料金が1870円に対し、純粋に高崎から大宮まで草津の特急券を買うと1680円(チケットレスでも1580円)かかる。※但し平日この区間を走るあかぎはライナータイプの為、価格が安くなっている。200円~300円安いがそれなら素直に新幹線乗るか、各停か快速で妥協した方が良い位の所要時間と割高な料金になってしまう訳。だがそんな高崎~大宮を敢えて割高な特急草津を使って帰ることにした。↑高崎のみどりの窓口は混雑していた。ネットや券売機で済むじゃんと思われがちだが、クレカ決済だったり乗変はモノによって券売機で出来なかったりと相変わらず。窓口減らすなら券売機も改修(略まぁ当然真面目に金払って草津を使う訳ではなく、えきねっとのポイント交換で乗ったんだけどね。実は草津の高崎~大宮はえきねっとチケットレスだとJREポイント720で乗れる。この区間を普通グリーン車をSuicaで買うと1000円(ポイント交換だと600)の為、絶妙な数字だ。値上がった今、グリーン券600ポイントはお得感が更に強くなってるが、結局鈍行に長々乗ることや東京まで戻るより大宮から最強線で下った方が楽だし草津乗る機会が無いので前者を選択。※余談だが、えきねっとのチケットレス35%オフの在庫があれば渋川~大宮で購入する事で960円で高崎から草津を利用する事が出来る。ただ湯河原踊り子程ではないが売り切れしやすい区間でもあり、かなり事前に旅程を立てないと買えない。↑波動用で使われてた車両と同じ色合い。185リスペクトが一番強いカラーリングかも知れない。元々この日(3月23日)はSLに乗るので、行きは在来線で高崎までシコシコやってきたんだが、やっぱり帰りは楽に帰りたいし辛口パスタ食ったので(群馬は日本では貴重な小麦粉の産地)、甘味食いたいという割と傲慢な理由もあり、帰宅手段に迷っていた。↑旨かったがラーメンみたいな。ソースというよりスープと化してる高崎駅前のパスタ屋(麺はしっかりパスタ)。で、結論としてグリーン車も飽きたしポイントそこそこあるし、何より多分草津なんて行くこと無いだろうから草津で大宮まで帰る事にした。設備は踊り子に近いが、座席ランプは増設されてない(窓側コンセントはある)。確か房総半島で使っていた257を転用したからこうなってるとかないとか(でも前に房総半島の257乗った時ランプついてたようなうろ覚え)。本当にスタンダードなE257系のスタイル。↑新札の顔が不安になるようなタンクに描かれている。そんな渋沢栄一は深谷出身。何気に埼玉出身の偉人はレアな気がする。この区間の車窓は特に見張るものがない。草津で本格的に車窓やコスパを考えたら高崎から長野原草津口に行くのが無難かもしれない。行く用事が無いからやっぱりあれだけど。ただ高崎からの草津の途中停車駅は熊谷のみで、実質鈍行新幹線と停車駅数が変わらない。新幹線の速度の暴力が凄まじく差をつけている。↑乳脂肪分16%という群馬のご当地濃厚アイスクリームと水。達磨はついでに買った。色に関してはdメニューの占いのラッキーカラーが金色だったため。マルチに引っ掛かりそうで我ながら怖い。余談だが、今回の高崎移動は新幹線の使用も考えて休日おでかけパス(2720円)を利用。有名な小ネタだが、おでかけパスは区間越えての利用でも得する場所が多い。パス自体は高崎までの範囲ではないが、神保原(新幹線なら本庄早稲田)から高崎までの乗車券を買えば高崎まで行けて、トータルコストが安くなる。但し紙の休日おでかけパスの場合、エリア外から改札に入った場合やエリア内からエリア外に改札を出る際、有人改札を使う必要がある(差額乗車券を見せる必要があるため)。のんびりホリデーSuicaパスだと差額をチャージしとけば良いので、新幹線を考えずエリア外まで利用する場合はSuicaパスの方が良いかも知れない。