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テーマ:鉄道(22075)
カテゴリ:乗り鉄
↑かつての鉄道王国新潟県内で完結する唯一の特急。しかし製造先は日立や近畿東急と全く縁もゆかりもない。 何の因果かまたE653系に乗ることになった(コロナなどにならなければ今週もまた別ので乗るかもしれないし)。 特急しらゆきは北陸新幹線↔️上越新幹線へ乗り継ぐ場合の連絡特急みたいな車両だ。 最も本数はあまりなく、新潟から長野とか長野から新潟なら大体が高崎経由で新幹線とかになるだろう。 ただそういった移動自体がかなりレアケースで多分それも出張くらいだろう。 経費落ちなきゃ割に合わない位高くなるし。 これは割と長野と新潟の関係が微妙なのも大きいと考えられる(どこも大差ないが新潟長野は自⬛系でも基盤派閥が違うとかで色々と互換性がなかった。今後はわからん)。 もちろん県民単位なら仲良いと思うよ。 最もそんな政治の力とか県民仲とは全く関係無しに新潟と長野を結ぶ全体的な需要があまりないというのもあるのだろう。 そんな二県を電車のスタンプを押しに行くという個人的な需要で俺は横断することになった。 因みに12:07妙高高原発のトキ鉄の普通電車が上越妙高に定刻通り到着した時から停まっていたが、銚子のしおさいと違ってすぐ中には入れなかった。しおさいがレアケースだったのもあるかも知れない。 ↑溶接跡なのか、結構縁が目立つ。 しらゆきは第三セクターとJR東をまたぐ車両だが、えちごトキめき鉄道の区間は直江津~上越妙高の間だけと微妙過ぎて智頭のスーパーはくとみたいな三セクのドル箱みたいな感じもない。 かつての特急王国を走る唯一の特急が畑違いの常磐線で散々酷使された中古のお下がりというのは正直悲しいものがある。 E653系自体は別に悪い車両ではないが。 ↑指定席を取ったがまばらに人は乗っていた。スキー客があまりいなかったのか荷物置きは割と空いていた。全く需要がない車両では無いのだろう(若干言ってること矛盾してるが)。 四両編成でまるでプラレールみたいな感じになってるが、自由席2指定席2という構成。トキメキ鉄道区間なら全て自由席。 元々E653系にグリーン車が無かったのもあるだろう。 ローカル的な改造も少しされている。 ↑ローカル感増す文字のチケットホルダー、個人的には結構好みな改修。 一方でドリンクホルダーは増設されてないのでボトル飲料はキャップ締めて網棚に刺しとくしかない。 E653系特有の一般客なら尚更減点になりそうな欠点だろう。 ↑雪月花と遭遇。いつか乗ってみたい(四季島程じゃ無くてもお高い)。 また窓割をよく調べないと窓枠を楽しめない。 これはE653系に関わらず多くの車両にある問題で、同じ指定席の窓側を取っても確保した座席によっては窓枠が狭い無いなどと言ったパターンがあるのだ。 E653系しらゆきで窓枠が広いのは偶数席………というのは新潟から上越妙高や新井に行く場合。 進行方向が変わる新井・上越妙高から新潟方面に向かう場合、奇数席が窓枠が広くなる。 直前に気づいて変更していたから良かったが、割とこの欠点は乗り鉄には響く。 特にE653系だと窓枠の差が露骨に出てくる。 乗りたい電車がある場合、この辺りのチェックは欠かさずすると良いだろう。その辺りを詳しく書いてくれるサイトもある。 ↑昼飯は長野で買った明治亭のソースカツ丼。知名度はローカルだが、結構人気店で旨くデカイ。460ペットと並んでも差がなく、更に底も深い(いわゆる上げ底じゃない)。冬場に感謝(夏だとここまで持ってこれない)。 窓枠の広さや割当は臨時列車がE653系だったり、いなほやE653系ベースのE751系であるつがるも同様だ。 臨時列車だと勝手が分かりにくいので尚更運になることもあるだろう。 最も、席が満席だと変えようがない。 その場合は窓があるだけありがたいと割り切るしかない。 ↑直江津で北越急行ことほくほく線のHK100形電車に遭遇。電車でGOで散々見てきたそれがそのまま停まっていた。 直江津から乗務員がJR東日本に交代。 恒例のひたちチャイムもこの辺りから流れ始める(直江津前からも流れたかも知れない)。 ↑電車でGOのはくたかで散々越えた関川を23年後実際に越えることに(しかも元フレッシュひたちで)。 しらゆき最大の売りは日本海の絶景を望める点だろう。 実際、想像以上に砂浜に近い(というか真下が海みたいな)場所も走るため、もう少しこの辺り観光列車として売り出したら売り出したら変わるんじゃないかと思う始末。 最もその区間全部JRだから結局えちごトキめき鉄道的には旨味があまり無いのが難点だろうか。 ↑天気悪くても荒ぶった日本海を見れる。 ↑複線や複々線が多い。現在も東北より普通電車の本数あるし、そこは救いかも知れない。 ↑文字隠れちゃったがブルボンの本社ビル。実は本社が柏崎にある。しらゆきも柏崎にちゃんと停車する。 今回は乗車に当たって事前にみどりの窓口使って乗継割引を適用させていた。 おそらくこれが最後の乗継割引の利用になると思う。 大半の方が新潟や長岡から上越妙高で乗継割引を適用させているが、上越妙高から長岡や新潟でも新幹線の乗継割引が成立する。 逆コースでも殆どの方がまず上越妙高まで新幹線で来ている事を前提にしてるからだとは思うが。 但し土壇場で新津に行く事にしたので、結果的に割引だけ成立した形だ。 ↑SLばんえつ物語のデザインがされた新津駅。今年も走るみたいだ。 ↑他にも上越に縁がある(資料館にも展示されている)車両のイラストがぼちぼち描かれている。優等列車が殆ど無くなった今も鉄道の街としての新津は健在だと言える。 しらゆき自体はきゅんパスでも利用可能だ。 但し新井から先の区間はフリーエリア対象外みたいな為、実質上越妙高が打ち止めとなるだろう(新井まで行くしらゆき殆ど無いから問題にはならないが)。 ↑雪山風景が完全に無縁では無かったかも知れないが、こんなにガッツリ雪国で動くとは誰も思わなかった気がする。 車両間に合わせる形ではあったんだろうが、結果的に東日本の幅広い地域で運行する事となったE653系はかつての485系の姿を彷彿させる。 そういう意味では臨時列車として関東圏で再び酷使される事なった国鉄色がしっくり来るのも納得かもしれない。 185系の後継ポジションがE257系だとすれば、485系の後継ポジションがE653系かも知れない。 そんなE653系がバリバリ現役でいつでも乗れる信越方面へ、休日とか皆様もどうだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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