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2024.02.21
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テーマ:鉄道(22069)
カテゴリ:乗り鉄

↑来月のダイヤ改正でやまびことしての役割を終えるE2系。





新幹線と言えば出張や部活遠征などのお供のような側面もある。

俺らや現役世代で東北新幹線と言えばはやぶさに運用されるエメラルドグリーンのE5系が真っ先に浮かぶだろう。

実際、今の東北新幹線のイメージは間違いなくE5系だ。

だが俺の親世代や定年退職してFIREしてるような勝ち組層が所用で東北へ向かったり帰る際の新幹線と言えばE2系だったと思う。






↑本数自体は昔と差が無いので混雑模様は昔の平日でもこんな感じだったと思う。




その当時ならMAXも走ってるだろ?と思われそうだが、東北でだとE2系は速達車両として運用され足の遅いMAXはもっぱら鈍行という運用をされていた。

停車駅の数や座席の取りやすさの関係から子どもを連れての帰省なら座席も多いMAXで、速達車両のE2系の主要な需要は会社員輸送の側面が強かったのだ。

当時でもE2系に乗るなら仙台や盛岡から乗れるじゃんとか言われそうだが、裏を返せば主要ターミナルにしか停まらず殆ど鈍行運用が無かったのがE2系のやまびこ(というより当時は速達寄り……はやてが登場した後は東海道のひかりポジションだった)

車社会の東北で律儀に主要ターミナルから東京まで新幹線代を払うなんて子持ち世帯はそうそう多くない。

所要時間に関しても、親からすれば自分の親に孫の顔を見せるというのが目的な訳だし短縮する意味がない。

ついでに記憶が正しければ当時のE2系ははやて運用が多く、殆どが指定席で自由席が無かった。

そんな訳で駅まで同じくらいガソリンを食わせるなら少しでも安くなる新幹線駅へとキッズ達を向かわせ、そこからジジババの元へデリバリーするものだったのだ。

市街だと駐車場代もかかるし。






↑コンセント、無しw







16日に充当されていた18:25仙台発の臨時ダイヤのE2系やまびこは停車駅が白石蔵王、福島、大宮、上野、東京と準速達。

もっと早いやまびこだと白石蔵王も抜かして、つばさと連結する福島出たらそのまま大宮と殆どはやぶさと変わらない事がある。

西や東海の新幹線で比較するとやまびこ=ひかりといった方が近いが、そもそも駅数や本数に運用趣旨が全く違うので単純比較は難しいかも知れない。

基本的に今年のダイヤ改正まではつばさと連結前提に使用されている為、E5系やまびこよりE2系やまびこの方が停車駅を抜かす速達車両として運用される中々面白い部分があった。

この辺りが完全に鈍行として各駅に停まる余生を送る500系とは違う(なすの化するらしいので、ダイヤ改正後は500系と同じになりそうだが)。







↑後半に製造されたE2系にはコンセントがついている。素人見分けは運だが、ダイヤ改正で本格的に車両淘汰が始まるのでコンセント無し車両に当たる事はなくなると思う(別日撮影)。





E2系はこれぞ平成生まれの新幹線みたいなイメージの塊なのだが、デビュー当時から300キロ運転を自負した500系がいたこと、程なくして700系が東海道山陽に乗り入れ始めた事もあり、スピード=かっこよさみたいな図式が強い当時のキッズ達(現おっさん共)のハートを物凄い掴んでいる訳ではなかった気がする。

275㎞という最高時速は当時としても微妙な印象を与えていたのだろう。

連結相手のE3系がミニ新幹線という個性に当時販売していたゲームの看板かつ主題歌まで作られ一定のキッズ需要(現おっさん共)を獲得していたのにである。

言ってしまえば連結相手のオマケ、長野新幹線として大々的に宣伝されていたのに気付けば東北や上越も走ってるみたいな印象しかなかった。

一方で、あらゆる地域で活躍出来る汎用性を持っていたのがE2系でもある。




↑通路の感じも如何にもビジネス輸送車両感(別日撮影)。




そんな新幹線だが、いつの間にか当時の現役車両達が軒並み引退した事で気付けば山陽新幹線を走る500系と並び最古参の部類にあたる現役新幹線となっていた。

それでも500系より話題にされない。







↑白石蔵王。駐車場が広くクッソ空いてる為、都内までの新幹線代をケチる際に使われる事があった。微々たる差だが。





俺の場合、乗る前は200系カラーE2系の事ばかりが先行していたが、今回乗ったこのE2系もコンセント無しの中々古い車両だった。

彼方が旅客商品などで色々ちやほやされながら引退までの花道を飾る中、特に手が加えられた訳でもないこの車両は最後まで淡々と旅客業務に勤しみ、ダイヤ改正と共に人知れず一線を退いていくのだろう。







↑調べたらJ67編成という、J66編成(200系カラー)の一つ後ろの番号の車両。




そういう意味では、このE2系は最後まで「職業:旅客車両」みたいな新幹線らしい有り方だったかも知れない。


※2024年5月30日追記:5月27日に解体されたそうです。





↑残存車両はなすのとして運用されるらしいが、実質郡山止まりになる(晦日に大宮行く際に撮影)。






仙台から東京まで約二時間、良くも悪くも東日本の新幹線って感じのE2系は遅延もトラブルもなく定刻通りに旅客業務を遂行…………していた筈(アナウンス無かったし多分定刻についてるけど自信ない)。

200系との比較が出来ないと乗り心地が悪い印象のE2系だが(はやぶさがいるから)、実は先頭車にフルアクティブサスペンション(揺れ対策用の機構)が装備されているので、指定なら一番前か一番後ろの車両を取ると良いかも知れない。

裏を返すと自由席に充当されている先頭車の方が下手な中間車両の指定席より乗り心地が良い謎優遇となっている(自由席取るなら先頭取ろう)。

一応グリーン車にはしっかりフルアクティブサスペンションが搭載されているので、その点で不公平感はない(要は頭のついた車両とグリーン車しかフルアクティブサスペンションじゃない。はやぶさはどの号車に乗ってもフルアクティブサスペンション)。





↑あさまが一番最初なのは分かるんだけど、東北住まいだった事や、遅くもないけど早くもないって意味含めて個人的には最初から最後までやまびこのイメージだった(写真は大晦日撮影)。





完全引退する時にラストランやるのかは不明だが、JR東日本スタンプラリー新幹線でGOを終えた後の達成感と落ち着いて東京まで帰れる事の安心感を与えてくれる位には悪くなかった。



~ありがとう、E2系~





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最終更新日  2024.05.30 21:14:53
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