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『ひかりのあめふるしま 屋久島』 ★★★★☆
田口ランディ 幻冬舎文庫 ・肉体はひとつの宇宙だ。 ・「自然界に生きている生物は、植物であれ動物であれ、みんな生き残りをかけて戦っています。その方法論はあまりに多様で驚くばかりです。人間なんて彼らに比べたらオリジナリティがない方ですよ」 ・花はただ美しいのではなく、生きるために美しいのだ。 ・「まず、自分が疑問をもつこと、それを解明していく過程を楽しむこと。海の中なんて、まだまだ未知のことでいっぱいです。いくらだって疑問をもつことができる。自然界は解明されてないことの方が圧倒的に多いんですから」 ・私思ったね。人間がつまらない悩み事を考えてしまうのは、足元を見てるからだって。上向いて歩いていると、考え事ってあんまりできない。今、この瞬間を道に迷わないように一生懸命だと、暗い考えなんてこれっぽっちも浮かんでこない。やっぱり、自分の足と目と耳と、体ごと全部使って歩いていくのが楽しいんだよね。 ・「そう。絶対にいる!と確信して探すんだ。いるかなあ~じゃなくて、いる!と確信して探すこと。そうすれば絶対見つかる」 ・「人間は生まれた瞬間から死に向かって生きているようなものでしょう。死について考えることは生きることだと思った。強烈な生は、死を予感させるような生だと思いませか」 ・「自分らしくあれ。どんどん自分をつきつめて自分になって、そしてそれを表現していくと、その表現は神の言葉になる」 ・人類というのはふたつに大別できる。「動き回る奴ら」と「動かない奴ら」だ。 ・「川を見ていると『水に流す』って言葉が、すごく納得できる。忘れない、でも、流れていって、それはいつか大きな海にたどり着き、全体の中の一部となる。でも、忘れない」 ・「世界はふたつある。生命維持装置はもうはずしていい」 ---------- いつもありがとうございます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/12/24 12:08:35 AM
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