彼女たちのその後。
5月に日記にも書いた事実婚状態だった男に自宅で自殺された友人の話。今週、あれ以来となる電話がかかってきた。ずっと実家に身を寄せていたんだけど、あれからずっと閉めたままになっていた店を買ってくれる人が出て、子供とふたりで、ちょっと離れた土地に引っ越すとのこと。ひとまず口調は元気そうになっていて何より。不動産の処分についてなども、仕事関係の知人で面倒を見てくれた人がいたそうで、まずは、よかった。最低の男にひどい目にあわされたけど、彼女自身が仕事で信頼を得ていたことで、支えてくれる人たちがいた。本当によかった。今週末には引っ越してしまうそうで、さびしくなりますが、新しい門出を祝う気持ちの方が大きいのであります。そして、本当に久しぶりの”みっちゃん”。あまりに久しぶりの登場過ぎて知らない方も多いかもしれませんが、多分2008年のこの日記がみっちゃん関係最後かも。ざっくりまとめると、医者の一家に生まれたお嬢様のみっちゃん。線の細い安めぐみって感じで、かわいいしスタイルもいい。何が何でも医者にならなくてはと親からのプレッシャーを受けるが、本人は芸能活動もしたくて、予備校通いながら、モデル事務所探したりして、何がしたいのか、さっぱりなちょいとイタイ感じ。そして、ものすごく男運が悪い。というか、お嬢様すぎる育ちとか、家族に対するコンプレックスとかで、病レベルで男性に依存してしまうので、ちょっと優しくされると好きになっちゃって、「なんか変だぞ」と思っても「私が悪いのかも」となるもんだから、付き合う相手は笑えるほどダメな男ばっかり。なのに「結婚したい」と常に言っておりまして、ある時、自分が医者になることよりも楽な解決方法として医学生と結婚したのです。で。リンクをたどっていただけるとわかるのですが、彼もコンプレックスを持ってる人で、うまくいくんじゃないかと思っていたところ、姑はすげーいじわるだし、義弟もなんか変だし、結婚したとたん勉強しなくなるし、暴力ふるいだすし、「別れろよー」と思ってたら妊娠、出産。そうなんですよ。なんかめんどくさくなって日記には書いてなかったんだけど、実は、子供産んでたのよ、みっちゃん。しばらく連絡なかったんだけど、夏ごろから時折電話がかかってくることになりまして、ただいま、離婚に向けて別居中。みっちゃんもママ友に紹介してもらって仕事を始めたそうで、こちらも、なにやらいい方向に動いていきそうです。とは言え、電話連絡が復活しても最初のころは「ネット上でやり取りをしている男性が好きになった」だの、「職場でこういう嫌なことがあったので、辞めていいですかね」だの、非常にみっちゃんらしいことを言ったりしてたのですが、パートタイムとはいえ社会に出たことで(←みっちゃん初なので)世界が広がって、徐々に言うことがまっとうになってまいりました。何やら、地に足がついてきた感じがするよ。とりあえず、がんばれ。で、世間から見てどんなにひどい夫であっても、親との関係や、自分に対する自信のなさから、なかなか別れようとしなかったみっちゃんが、ようやく離婚を決意したのは、もちろん子供の存在もあるのだけれど、実は、「女装した夫が」「ホテルのベッドで」「自慰にふけっている様子を」「だれかが撮影している」ビデオを発見したから。( ̄◇ ̄;)あとは、違法とまではいかないが、あまり褒められたもんじゃない小遣い稼ぎをしてたってのもあるらしい。別居後も、子供に会うために夫が時々家にくるそうなのだけど、だんだんきれいになっていってるんだって。過去の日記をザクッと読み返してみたら、そう言えば、この人「男しか愛せないと思っていた」と言ってたんだっけ。あー、そうかー。世間並みの結婚しようと、みっちゃんのことを「女性も愛せる」と錯覚したけど、結局は無理してたのかー…だからって、医学部通わなくなったり、かといって働きもせず、妻に暴力振るっていいってことはないけどね。私、「ダメな結婚」について一冊本が書けるんじゃないかという気がしてきたよ…。