もう一生ベトナムでいいよ。。。

現状ハノイは映えある
“世界一空気の汚い街”なのです。
まぁ、数年前からこの“世界一”になった
話題が時々ありましたが、特に冬の間が、
雨も風も少なくて汚れが街の上空の大気中に
滞留しやすいので汚染がヒドいようです。

で、数値的にはそうなわけですけど、
案外住んでる人たちからは、それにまつわって
健康被害が出てるような声が
聞こえてこないんですよねぇ。
意外に平気なもんなんでしょうか？
住んでると慣れてきちゃう？

まぁうちは、怪獣に良くなさそうなので、
当面ハノイには行きたくないですけど。
私は小さい頃に横浜の鶴見に住んでて
喘息持ちだったので、そういうDNAは
遺伝するのかどうかわかりませんけど、
怪獣も大気汚染に弱いのかもしれないので、
行きたくありません。

と、そこで知りたくなるのが、
喘息が社会問題になるほどだった
高度経済成長期の日本と、今のハノイと
実はどっちが空気が汚れてるんだろう、
ということ。

当時はPM2.5なんて言葉ももちろんないので、
今と同じような基準では大気の汚染度って
測ってないと思うのですが、測ってたとしたら
さて、どっちが汚いのだろう？

意外に当時の日本の方がずっと汚かった、
なんて結果になるのかもしれません。

まぁでも、ハノイの大気汚染のほとんど主な
原因はバイク・クルマからの排ガスであるので、
排ガスの規制を早急にもっとした方がいいと思います。

ベトナムではバイクはホンダが7割のシェアを
持ってますが、そのホンダも、日本では日本の
法律に合わせて厳しい排ガス基準で作っていて、
その技術を持ってるわけですが、それでもこっちでは
こっちの緩い基準に合わせてしか作ってない。

企業って恐ろしいですね。
できるだけクリーンにした方がいいのは分かってて、
その技術もあるのに、要求がなければその対策をしない。
自分たちの作ってるものでユーザーの首を少しづつ
締めて行ってるようなものですが、
それを平気でやってのける。

というわけで、規制してやらなきゃ対策しないんだから、
規制してやればいいんですよ。
ハノイ市は“バイクが原因だからバイクの流入を制限する”
とか、理想主義みたいなことを言ってますけど、
そのためには交通インフラを整備しなきゃならなくて
簡単には、短期間には出来ないのですよ。

それよりはこれだけ空気が悪いんだから、
早急に新しく販売する車両には先進国並みの排ガス規制を
設けてやれば、5年もすれば半分くらいの車両は入れ替わって、
効果が出ると思います。早速やるべし。