JR西が4種踏切にゲートを設置とのことで
乗りものニュースにこんな記事が載っていました。第4種踏切の約6割に「ゲート」設置へ通行者へ物理的に一時停止うながす JR西日本ちなみに第4種踏切というのは、遮断器も警報機もなく、列車が接近してきても何も発してくれないタイプの踏切です。他に、警報機も遮断器もあるおなじみの踏切は1種、警報機だけがあって遮断器がない踏切は3種です。ちなみに上の中に「2種は無いの?」と思われると思います。「3種が警報機だけなら、2種は遮断器だけがあるの?」というと、そうではありません。Wikipediaその他に依ると、2種踏切は「一定時間を限り踏切保安係が遮断機を操作する。」踏切だそうです。保安係が遮断器を操作する間は手動で遮断器が上げ下ろしされ、それ以外の時間帯は自動で上げ下ろしがされます。昔は列車数も交通量も多い踏切にはあったと思いますが、今でもあるんだろうか?手動で操作するメリットは、列車が来るギリギリまで踏切を開けておけて、出来る限りクルマや歩行者を通すことですが、詳細については割愛します。んで、4種。どういうところに存在してるかというと、地方の閑散路線でかつ、今ではたぶん、クルマの通れる踏切では無いんじゃないか?人と自転車くらいしか通らない踏切で、その通行量も非常に少ない踏切が4種踏切として残ってると思います。“残ってる”という言い方をしたのは、普通は交通量が多くなったりで危険度が増した場合には3種や1種に格上げする方向にしか動かないからです。基本的には1,2,3種から4種に“格下げ”することはありません。安全度が下がりますからね。仮に“4種に格下げしたい”くらい交通量が減った踏切があったとしたら、普通は踏切自体を廃止にします。さて、“18きっぷの旅”に行った時にも、たくさんの4種踏切を見ました。「うぉー、こんなところにも(4種の) 踏切があるよ―。通る人いるんかなー?」というような踏切がたくさんありました。そのくらいじゃないと4種踏切は残ってません。とはいうものの、上記の乗りものニュースの記事にもあるように、中国地方には今でもまだ330箇所もの4種踏切が残ってるそうです。まぁ、長大な閑散路線がいくつもありますからね。そういうところの「投資額は最小にしつつ、安全性を向上させる」施策として、通行者が自分で操作するゲートを設置するようです。見てて思ったのですが、押す方のタイプは目線があまり列車の到来を確認する高さから変わらないのでいいと思うのですが、上に上げるタイプでは一度目線が押し上げたバーを見ることになると思う、バーを見上げた状態で線路内に入って行く場合が少なからずあると思うので、その間列車の到来から目線も意識も外れてしまう、その状態で線路内に入っていく形になるのは、あまり安全じゃないように感じるのですが、どうなんでしょうねぇ?記事だとちなみに、330箇所のうち、約6割に設置の予定とのことで、残りの100か所以上には設置されないようですが、しきりにJR西が廃止したがってる芸備線の山奥の区間とか、木次線の山奥の区間とかの4種は、その多くが設置対象から外されるんだろうなぁ、だって、設置しても数年で路線自体が廃止になるかもしれないから、と推察するのですが、実際はどうなんでしょうかね?