PTU
5/5 ユーロスペース超クール!久々にかっこいい香港映画を観ました。最初の食堂での関係やゲーセンの緊迫感、チンピラを蹴りまくるところ、あんな小さな檻に監禁するか?といった香港裏の顔など、一夜の事件がうまく光と影の画面の中で綴られていく。まず印象的なのは、陰影が秀逸なところ。夜の暗い中で、ライトワークがすごく効果的に使われていて、暗いのにしっかり見えてる。日本映画だと「暗すぎるだろっ」というのが個人的には多いんだけど、これはブラックライトみたいな綺麗さで、暗くてもすっきり。サイモン・ヤム率いるPTUチームのかっこよさにも惹かれるね。CIDとの違いや組織犯罪課などの一般警察とも違う硬い感じが堪らない。オチではないにせよ、拳銃が見つかるとこなんてあまりに偶然で、でもそれがこの一夜の出来事のなかでは全然不自然に見えない、説得力というリアル。こういうのがあるから、香港映画はやめられない!「PTU」のHP