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カテゴリ:玲的東京案内
一気に初夏の暑さとなった土曜日、浜町明治座で「花形歌舞伎」を観劇。夜の部観劇前に、遠来のお友達を交えて、日本橋人形町をお散歩。
人形町は、日本橋と馬喰町、茅場町、墨田川に囲まれたエリアで、江戸時代から、問屋や旅籠(旅館です)の多いところです。五街道の起点日本橋に程近いことから、旅人のための施設(宿泊・運送業など)が集まり、地方からの商品を商う商店も賑わいました。日本橋が、お江戸でも最高級のセレブストリートだったのに比べて、人形町はぐっと庶民的。歌舞伎芝居や人形芝居の小屋があり、芝居に使う人形を作る職人が住んだため、「人形町」という地名になったといわれます。 いまでは、商店街と住宅が混在するエリアで、江戸時代の問屋街の流れを汲んで、企業の オフィスもたくさんあります。証券取引所のある兜町も隣町だし、商業の中心地、の一角、と言っていいかと思います。下町っぽい風情も残る街ですが、浅草ほどには観光地ずれしていなくてアットホームな雰囲気。近くに、東京シティエアターミナルとロイヤルパークホテルもあり、想像以上に外国のお客様が歩いています。日常の下町感が、実に心地よい街です。 甘酒横丁のお豆腐の老舗人形町双葉でお豆腐ランチ。 お豆腐のはさみ揚げ、おから、豆腐のお味噌汁、くみ出し豆腐などお豆腐尽くしのスペシャルセット1000円。お豆腐はおなかにたまるので、悔しいが完食できず。非常に食べ応えあり。 表通りのビルの合間には風情ある路地。古い建物はおしゃれなカフェや居酒屋になってます。 人形町といえば、水天宮。もともとは、福岡久留米で、1000年前、源平の戦いで幼くして亡くなった安徳天皇をおまつりする神社。久留米藩主有馬家の江戸屋敷に分社があったのが、江戸庶民の信仰を集めて独立した神社になり今に至るそう。名前のとおり水難よけの神様ですが、有馬家が犬に縁があり、犬はお産が軽いことから安産の神様として人気です。東京周辺の妊婦さんはここにお参りに来ることが多い。(ワタシもここのお札を持ってますが、ありがたくも、親が頂いてきてくれた) 妊婦さんやお礼参りの赤ちゃん連れファミリーで賑わってます。元気な気持ちになれる神社。 歩道には、お江戸の雰囲気たっぷりのからくり人形時計。 おやつは、お茶屋さんの甘味どころで。森乃園さんの、ほうじ茶パフェ。ほうじ茶のスイーツは、香ばしくて美味。ところてんとお茶のセットで、またもやおなかいっぱい。 おみやげには柳家の鯛焼き(行列必至)、亀井堂や重盛永信堂の人形焼を。その場で焼きたてをいただくのも。 東京メトロ日比谷線、半蔵門線の人形町駅から。狭いエリアなのでちょこっとのお散歩にぴったりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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