香港はそれほど広いエリアではないうえに、MRTなどのアクセスがよく、短時間であちこち回ることが可能。時間のない人には最適な旅行先と言えるでしょう。午後、九龍に戻り、特派員1号がスターフェリー乗り場近くスターハウスにある印鑑やさんで印鑑を注文。そしてスターフェリーに乗って中環に渡ります。スターフェリーは、1階席と2階席で値段が変わるのですが、1階でも十分眺めが楽しめます。
中環フェリーターミナルからひたすら歩いて、ミッドレベルエスカレーターを目指します。乗り場が少々わかりにくいビルの中なので、ちょっと迷う。ミッドレベルエスカレーターは乗ってるだけとはいえ、かなりの距離と傾斜があるので、案外疲れる。香港島は小山のような島に街が広がっているので、起伏が大きく、地図上の距離以上に歩きデがあります。
そして目的地、「孫中山記念館」。中国革命の父、孫文の資料を展示している博物館です。建物自体は実業家であった甘棠の邸宅で、とても素敵なものです。孫文は香港の大学で医学を学び、医師として活動しながら革命運動に力をつくしました。時代は明治の終わりから大正にかけてのころ。一時期、孫文は日本に亡命しており、支援した日本人もいました。日本との関係も深かったのです。