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カテゴリ:玲的東京案内
向島七福神、残るは福禄寿、寿老人、毘沙門天。
この向島(隅田川)七福神は、江戸時代後期、向島百花園に集まった文人や著名人が集まって選んだものです。向島百花園はいわば文化人のサロン。当時のトレンドリーダーたちが、七福神巡りを流行らせよう!くらいのノリで始めたもの。もちろん、それまでも、各神社やお寺は、人々の信仰を集めていたのは間違いないですが。 というわけで、七福神のほうが後付けなため、少々ムリヤリ気味のところもあります。 福禄寿は、向島百花園オーナーの佐原菊塢が持っていたもの。そもそも、この福禄寿から七福神めぐりの話がスタートしたのだとか。 また、寿老人もそろわなかったので、近くの白髭神社がまつる白髭大明神を白髭のおじいさんということで寿老人に見立てました。そのため、寿老人、ではなくて、寿老神、となっています。 福禄寿は向島百花園内にあります。冬の百花園は花もなく少々寂しげですが、それでも、梅のつぼみが見受けられたりと、春の気配が感じられます。 ここまでは歩いて順調に来ましたが、最後の毘沙門天がある多聞寺はちょっと離れています。健脚な人なら十分歩ける距離ですが(白髭神社から徒歩30分くらい)足が弱い人にはきついので、タクシーを拾って近くまで運んでもらいます。 多聞寺は茅葺屋根の山門がある古いお寺です。江戸時代、向島は農村で、畑の間に武家や豪商の別荘などがぽつぽつある、といったところでした。多聞寺のあたりまで来れば、農家ばかりだったでしょう。 めでたく七福神めぐり完了。多聞寺の最寄り駅は東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅。浅草方面ではなく北千住に出てお茶にしましょう。北千住駅は大型駅なので、エキナカ、駅ビルが充実。乗り換えアクセスも抜群です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月20日 14時47分40秒
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