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カテゴリ:車いすでお出かけ
お天気に恵まれた昨日、101氏のデイサービスの日帰り旅行で、群馬県の富岡製糸場へバスで行ってきました。バスは、もちろんリフト付きバスです。リフト付きでないと、車いすユーザーは乗ることが非常に難しくなります。
行程は、さいたま市~東北道~圏央道~関越道~上信越道~こんにゃくパーク~富岡ホテルアミューズでランチ~富岡製糸場~帰路です。 こんにゃくパークは、群馬県が生産量日本一のこんにゃくをテーマにした施設。こんにゃくメーカーが作ったもので、工場見学やこんにゃくづくり体験などもできるそうです。メインはこんにゃく料理とスイーツの無料試食バイキング。でも、これは大人気で行列。ゆっくり楽しむなら平日がおすすめです。とにかく人気のある施設のようで、特に昨日は連休でもあり大混雑。お買い物フロアも車椅子で移動するのが大変どころか、歩いて移動するのも大変なくらい。ゆっくりお買い物したい場合も、やはり平日がおすすめなようです。こんにゃく製品のラインナップはものすごい。こんにゃくを使ったスイーツ(ゼリー、葛切、あんみつ、カステラも!)、麺類(糖質ゼロ麺ということで、ダイエットにはぴったり)が豊富で、しかもおいしそうなうえに、お値段がこれまたお手頃。ついついまとめ買いした挙句、とんでもい重さに悲鳴!というわけで、車や運ぶ人がいない場合は十分注意するか、宅配にしましょう。こんにゃくゼリーを買ってきて食べてみましたが、寒天とブレンドしているので弾力はありません。普通のゼリーかな。こんにゃくゼリーの弾力感を期待すると外れます。でも、誤嚥が心配なお子さんや高齢者の方には、こちらのほうがやはり安心ですね。 富岡ホテルアミューズのランチは団体専用宴会場でお弁当。これが懐石風のお弁当に、群馬のお切り込みうどんのお椀、茶わん蒸し、デザートの盛り合わせまでついている。もちろん刺身こんにゃくもあります。大変充実のお弁当でしたが、残念なことにこのホテル、車いす用トイレがない。普通トイレでは難しい方は、こんにゃくパークで済ませていくのが正解です。 メインの富岡製糸場は、世界遺産登録以降、お客様も増え、周辺の街も含め環境が整ってきています。町営の仲町駐車場にはお土産屋さんと誰でもトイレのある建物があります。富岡製糸場には駐車場はないので、周辺のパーキングにとめることになります。仲町駐車場から製糸場までは徒歩5分くらいですが、道幅が狭くちょっと注意が必要です。車の通行量はそれほど多く、パーキングの警備員さんもあちこちにいるのでそれほど危険ではないですが、気を付けてください。ただ、製糸場に行くまでの間には、なかなか気の利いたお店が増えてきていて、のんびり見て歩くのも楽しいかなと思います。特にシルクを使った化粧品や雑貨のお店が富岡らしいです。シルクの石鹸は高いけれど効果はあり!ということでした。(本当に高かったから、買わなかったけど。おしかったかな。1個3000円くらい) 富岡製糸場を指導したのはフランス人技術者。19世紀、フランスも絹織物が盛んな国だったのですね。 上の写真は作業場の一角に作られた誰でもトイレですが、白いタイル張りにミントグリーンの窓枠と、とてもフランスっぽくないですか。広々と明るく、使いやすいトイレでした。とても素敵だったので、パチリ。 工場は、昭和62年まで操業していました。並んでいる機械類は昭和42年ごろのものだそうです。操業停止してからも、所有者だった(工場は国から民間に払い下げられた)片倉工業は、富岡製糸場を貸さない、売らない、壊さない、で、富岡市に寄付するまでずっと維持管理してきたそうです。(なんか、この会社、いいかも!)片倉工業は大宮にも工場があって、その跡地がコクーンシティというショッピングモールになっていてよく利用する、という縁もあります。また、富岡製糸場を立ち上げる際には、埼玉県出身の渋沢栄一はじめ多くの埼玉県深谷市の人たちが尽力したということです。 富岡製糸場の建物は木骨レンガ造り。レンガは地元の瓦職人さんがフランス人技師の指導を受けて焼いたものだそうです。窓の蝶番の金具だけは輸入ですが、あとはほぼ地元の材料で作られたとか。 富岡製糸場、だれでも参加できるガイドツアーは40分くらい。見どころを抑えてくれるので、いいと思います。ただ、ほとんど屋外の見学になるので、冬は寒いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月20日 11時47分09秒
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