読レポ第274号
「やる気」を育てる!
著:心理学者 植木理恵
第2章「とにかくやる」を育む
短距離のやる気を育てる
2-10 それでもなぜ
「アメとムチ」などか?
これまでから
アメとムチは、
①アメとムチは、速やかに効く
②しかし、そのテクニックは単純に
見えても、とても難し。
③そのわりには
短期間しか効果がない
④長期連用していたら、
根本的な無気力人間を
育ててしまう。
どうやら、外発的なモチベーションを
つかって、つまりアメとムチを使って
モチベーションを高めようしても
人間に対しては、
リスクを大きいし
不向きなようです。
④の「無気力人間を育てる」は
いまの日本の社会をみていると
無気力人間が結構いる。
なに関しても、否定的な
人間がいるのは、
また、しまいには、
自分までを「無理、無理」と
「できない、できない」
「どうせ、俺なんて」なり
否定しつづけると
何もしたくない状況になり
引きこもりを生んでいるのでは
ないだろうか?
どうして、「アメとムチ」による
教育が広がったのか?
そのポイントは、
①「なまけ者の心理学」と
いう人間観が、アメとムチを支えている
②しかし本当は、アメとムチでなく
「自分で」生きたい欲求が強い。
これから、次項深めていく。
①の「なまけ者の心理学」、
人は楽をしたがるものとの
バイアスから
養育者は「なまけ者」にしては
ならないと、すぐに効果のみえる
アメとムチに走ってしまう
罠にハマるのかもしれない。
次項以降が楽しみです。
引きこもりにブレーキをかける
ヒントがみえるかも知れません。