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2022.05.15
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読レポ第604号

傾聴の基本
著:心理学博士 古宮 昇

発行:総合法令出版KK

 

Ⅱ部 第2章:無条件の
愛を求める衝動

 2-10愛情飢餓感と人間不信

「愛されない」とういう過去の痛みが
心の奥底に強く残っているひとほど、
人々から愛情をもとめてやまなくなります。

すると、めの前の人間関係に
おいてさまざま苦しみを
経験することになります。

完璧な親などいません。
完璧な子育てもありません。

私たちはみんな、程度の
差はあれ「親は自分のことを
無条件に愛してくれない」と
感じて育ちました。

その傷つきが深く激しいほど、
強く寂しさを抱えて
生きていくのです。

桃太郎でいえば、
おじいさんとおばあさんの
愛情を感じられず、

「おまえなんて出て行け」と
家をおいだされた状態です。

しかもきび団子もなく、
恐ろしい鬼ヶ島に
たった独りで乗り込んで
行かなければならないとしたら

さぞ心細く寂しいく、
恐怖を感じるに
違いありません。

親から無条件の愛を
感じないままに
大人になると

こんな気持ちで
生きているのです。


子どもと接する大人の責任は
とても重大なものです。

親から無条件に愛された
実感が乏しい人は、
寂しがり屋になります。

そして、「自分をするべきことを
理解して受け入れ、関心を寄せて
くれる理想の親」という幻想を

知らず知らずのうちに
他人に求めてしまいます。

幼児は、親から一方的に
世話と関心を与える存在です。

寂しがり屋の人は、
幼児と同じように
与えてもらうことばかり
求めてしまいがちです。

相手のことを思う、
他人に対して与える
といった心の
ゆとりがないのです。

理想的な親としてのイメージを
求める相手として特に多いのは
恋人や配偶者、および目上の人、
権威者です。

例えば、恋人や配偶者に
「このひとなしでは
生きていけない」

「この人がいないと
自分は空っぽだ」と
感じる人がいます。

しかし実際には恋人が
いるほどの年ですから
もう幼い子どもではありません。

たとえ恋人を失っても
何の問題もなく生きて
いけるはずです。

こうしたひとたちは、
相手のに対して
理想的な親の幻想を
求めているのです。

親に頼らなければ
生きて行かない
子どもように、

大人にまっても
相手に依存して
しまうのです。

もちろん相手は理想的な親では
ありませんから、このような甘えた
要求は必ず裏切られることになります。

すると「ああしてくらない、こうしてくれない」と
不満に思ったり、怒ったり、傷ついたり
してしまうのです。

子どものころから愛情を
感じてることができずに
心の痛みを強く
抱いている人ほど

こうした人間関係の
苦しみを味わいます。

親の愛情を実感できなかった
寂しさを自覚している場合でも、
寂しさを抑圧したまま気づかずいて
いない場合でも同じです。

「当然の要求なのに
かなえてもらえない」と
感じるたり、

その思いを押し付けて
相手から責められたり、

攻撃されたり、裏切られたりと、
心の痛みが大きい人ほど
人間関係に苦しみを
抱えるのです。

また、こうした人は
他人の目を気にしやすく、
その点でも人間関係が
重荷になります。

と著者は述べています。

確かに親から無条件に愛された
実感が乏しい人は、
寂しがり屋が多い。

特にDVを起こ男性などは、
配偶者に無条件の愛をもとめ

その愛の要求が拒否されると
暴力などの恐怖で
相手を支配する行動をします。

「このひとなしでは
生きていけない」

「この人がいないと
自分は空っぽになる」との
衝動にかられるからです。

DVをする男性は
寂しがり屋なんです。

DVを受けている
女性の一部でも

実は、無条件の愛を求めいる
衝動があって、DVの男性から
暴力を受けても離れられ
ないのです。

同じように
「このひとなしでは
生きていけない」

「この人がいないと
自分は空っぽになる」との
衝動にかられるからです。

同じように
寂しがり屋なのです。

子ども達の問題も
同じような社会問題も

同じように、無条件の愛を
求めたいという気持ちの
表れです。

社会問題の現象は
愛情飢餓感が
大きく影響しています。

私の中にも、以前は
今思えば、恋人に
無条件の愛を求めた
記憶があったな!

「このひとなしでは
生きていけない」と
執着心があったな。

誰にしもが多少は、
無条件の愛を求め
衝動をもっています。

それが、大きくなる
さまざまな社会問題を
生んでいるのです。

子どもの頃にたっぷり
無条件の愛を与えるのは
大人の責任です。

大人になっても、
無条件の愛を求め続ける
人には、周りの大人が

無条件の愛を求める衝動を
しっかり受け止めることです。

ただし、相手の奴隷にならで
「全肯定」「全承認」で
受け止めることです。

その無条件の愛の求める衝動の
気持ちをしっかり否定しない
聴いてあげることです。

やがて、無条件の愛の欲求が
満たされていきます。

社会問題も満たされいけば
しだいに減少していくでしょう。

みんな、無条件の愛の欲求を
それぞれ持っているのです。





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Last updated  2022.05.15 18:13:11
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