アシルパ読書の部屋！

読レポ第640号

傾聴の基本

著：心理学博士　古宮 昇

発行：総合法令出版KK 

 Ⅲ部 第2章：そのままの

話し手を受容する。

2-12私がカウンセリングに

おいて目指していること

ニール・ドナルド・ウォルシュ著
「神へ帰る」の抜粋

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それは、言葉では
表せない感情である。

しかし、もし言葉で稚拙に

表現しようとすれば、

つぎのような感情を

すべて同時に感じている、

といえるだろう。

温かく抱擁されている、

深く慰められている、

愛情をもっていたわれている、

深く大切に思われている、

純粋に宝物のように

扱われている、

そっと優しく育まれている、

深く理解されている、

完全に赦されている、
すべてが許されている、

待ち望んでいる、

喜んで歓迎されている、

完全に価値があると

見なされている、

うれしく祝福されている、

完全にまもれている、

今すぐ完全な状態に
されている、

そして、無条件に
愛されている。

（古宮訳）

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このような来訪者の方を
お迎えするカウンセリングを
理想に思っています。

相手を無条件に尊重し
100％相手の身になって
理解できるということは
ありえないが

目の前にいる来訪者には
あるがままを大切に

感じながら

彼らが経験していることを
なるべく彼らの身になって
共感的に理解しようと

しています。

前述のような関係を
来訪者と話し合いを

したいと願っています。

傾聴でとても大切なのは
話し手が表現していることを

話し手の身になって

想像して理解することと

そうしてありのままの

話し手を大切に思うこと

尊重することの大切さに
ついて学んできました。

大事なのは、聴き手の
それらのあり方が
単なる形式的なもの、

表面的なうそや偽りで
あったら、傾聴は

できないということです。

そして純粋に共感的な
関係を築くうえで
問題となるのが、

聴き手の心にある
未解決な傷です。

次の章ではその
聴き手自身のあり方を
深く学びましょう。

と著者は述べています。

傾聴では、なんと言っても
聴き手は、無条件の愛で
話し手の表現を受容しなと
いけません。

話し手の経験していることを
ありのまに、「いい」「悪い」などの
ジャッジをせずに

ひたすら聴く、訊くことをして
共感的に理解することです。

共感とは、同意するものでは
ありませんが

無条件の愛の姿勢で
「うめライス」のように
しっかり話し手の表現を
受け取ることです。

ついつい、自分の中で
ジャッジの感情が
湧いた時は

そんな自分の感情を
否定しないで

自分の横に置いて
話し手の表現に
フォーカスすることです。

だれしも、ついつい
ジャッジする感情は

湧いてくるものですがね！

そのれには、意識して
トレーニングをしていくことです。

話し手にフォーカスする
習慣が身についてくるものです。

私も傾聴の修行中です。